地盤調査で安全な住まいのお手伝い
家が傾くパターンは色々ありますが実際によく起こるのがこの17パターンです。
この様な事にならないように地盤調査と対策を行う必要があります。
この様な事にならないように地盤調査と対策を行う必要があります。
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1. 軟弱地盤の厚さが異なる
2. 軟弱層に砂層が介在する
3. 切り土と盛り土にまたがる
4. 圧縮性の高い有機質土層が介在
5. 杭の支持地盤に傾斜がある
6. 隣接地盛土の影響による沈下 -
7. 地震時の液状化による沈下
8. 建物が長いため中央で折れ曲り
9. 造成地の中央に向けて沈下-1
10. 造成地の中央に向けて沈下-2
11. 周辺地盤が沈下のため建物の浮き上がり
12. 建物の重量が偏る -
13. 支持力が不均一な地盤
14. 近接地の掘削
15. 多量の地下水汲み上げ
16. 地滑り
17. 擁壁や石積の変位
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1. 軟弱地盤の厚さが異なる
支持地盤に傾斜があり、その上部に軟弱な地層が分布している場合、基礎下の軟弱層の層厚が異なると、軟弱層の厚い方に沈下が大きく発生する。 -
2. 軟弱層に砂層が介在する
軟弱な地層は概ね水平に分布している地域でも、基礎下に砂層等を介在すると、軟弱層の層厚が異なるので、軟弱層の厚いほうの沈下が大きく発生する。
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3. 切り土と盛り土にまたがる
丘陵地などの造成地では、もとの地山を削った場所と、擁壁を設けて盛土をしている場所があり、地山を削った切土部では良好な支持地盤となるが、盛土部では転圧が不十分な場合、盛土層の沈下が発生する。 -
4. 圧縮性の高い有機質土層が介在
後背湿地や湿原跡地や谷間によく分布している圧縮性の高い高有機質土層が地層中に介在している場合、沈下が発生する。
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5. 杭の支持地盤に傾斜がある
杭の支持地盤に傾斜がある場合で、杭の長さを一定にして施工した場合には、支持地盤に支持させた杭とそうでない杭で支持力が異なり、支持力の小さい方に沈下が発生する。 -
6. 隣接地盛土の影響による沈下
家を建てた場所が軟弱な粘性土が堆積している地域で隣接地に盛土をした場合、盛土の荷重により圧密沈下が発生し、その沈下の影響で近隣建物が新規盛土側に引きずられる形で沈下が発生する。
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7. 地震時の液状化による沈下
地下水位が高く飽和した砂質土層が堆積している地域では、大きな地震時に液状化が起こり、液状化の影響による沈下が発生する危険がある。 -
8. 建物が長いため中央で折れ曲り
軟弱地盤が厚く堆積している地域に、細長い建物を建てた場合、建物の端部よりも中央部で圧密沈下が多く発生するので、建物の中央部で折れ曲がる現象が起こる。
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9. 造成地の中央に向けて沈下-1
軟弱地盤が堆積している地域に造成された住宅団地では、造成地では盛土荷重による圧密沈下は盛土中央部が端部よりも多く発生し、建物が造成地の中央方向に傾く場合がある。 -
10. 造成地の中央に向けて沈下-2
軟弱地盤が堆積している地地域に造成後まもなく住宅を建てた場合、敷地の中央部で盛土荷重による圧密沈下が発生し、建物が敷地の中央部に傾く場合がある。
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11. 周辺地盤が沈下のため建物の浮き上がり
軟弱地盤の層圧が厚く支持地盤に杭で建物を支持させた場合、盛土荷重による盛土層の圧密沈下により、建物が地面から浮き上がったような現象が起こる。 -
12. 建物の重量が偏る
基礎にかかる建物荷重が均等でない場合、荷重のバラツキによる不同沈下が発生する。
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13. 支持力が不均一な地盤
基礎下の地盤が、軟弱な地層と固い地層とにまたがる場合、軟弱地盤側に建物の沈下が発生する。 -
14. 近接地の掘削
工事等で建物の近接地を掘削した場合、掘削時の対処が悪ければ、地盤の崩壊が起こり、掘削側に家が傾くことが起こる。
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15. 多量の地下水汲み上げ
大量の地下水を汲み上げた場合、地下水位の低下が発生する。この場合、地下水位の低下による土の浮力の減少で、土の重さが増してしまい、その分の荷重増による影響で沈下が発生する。 -
16. 地滑り
丘陵地等の地滑り地帯では、地滑りによる不同沈下が発生する場合がある。
17. 擁壁や石積の変位
建物の隣接地に擁壁や石積みがある場合、擁壁や石積みの変形によって地盤に緩みが発生し、沈下が発生することがある。