小口径鋼管杭とは
小口径鋼管杭は、地盤改良機により小口径鋼管を回転貫入して打設します。
小口径鋼管を回転貫入して打設するため、近接する構造物等への影響が小さく、排土量も少ない工法です。
小口径鋼管杭の種類
アーステンダーパイル工法(ETP工法):国土交通大臣認定工法
鋼管の先端に円形の拡底翼と正三角形の補助掘削刃を溶接接合し、回転させることによって地盤中に貫入させる、回転貫入鋼管杭です。拡底翼の一部を切り欠き30°の勾配で上下に折り曲げ、回転貫入時に大きな推進力が得られる形状としています。回転力が推進力となり地盤に貫入するので、騒音・振動が極めて少なく、通常の地盤での施工では発生土がありません。
引抜き方向の支持力も性能証明を取得し、様々な荷重条件に対応します。また、ハイパワー&コンパクトな施工機械により狭小現場、高さ制限のある現場での工事が可能です。
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① 杭芯セット
杭を建て込み、打設位置にセットする。 -
② 回転貫入
回転させながら貫入する。 -
③ 継杭作業~回転貫入
杭が2本以上となる際は、継ぎ杭を行い、目標深度に向け、貫入する。 -
④ 打ち止め
施工管理装置を確認し、管理方法に従い、うち止める。