ホームページリニューアル

2017/08/29 お知らせ

平素は格別のお引き立てを賜り誠にありがとうございます。

この度、株式会社フジタ地質のホームページをリニューアルいたしました!

皆様へのサービス向上に努めるべく、引き続きコンテンツの充実をはかってまいりたいと存じます。
何かご不明な点がありましたら、お問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。
今後とも、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

株式会社フジタ地質

土の良否の確認はどのようにおこなうのですか?

2017/08/21 地盤Q&A

地盤調査の経験・知識のある人は、盛土の施工前に、搬入土の良否を目視や手で触ることによって確認できますが、一般的に「砂質土」として購入した土が良質土です。
盛土施工後の良否については、ボーリング調査やSS試験で確認することができます。
ボーリング調査においては、N値10以上あれば問題ありませんが、N値5未満であれば、沈下が生じる恐れがあります。N値5~10程度のものは、土質により問題が生じる場合があります。なお、SS試験においては、自沈層があると転圧不足が懸念されます。

 


  • ボーリング調査

  • SS試験

不同沈下とはどのような現象ですか?

2017/08/21 地盤Q&A

不同沈下とは、建物全体が均等に沈下するのではなく、一方向に斜めに傾くような沈下を起こすことをいいます。
これは、軟弱地盤で、地盤が建物を支えきれずに建物が沈下したときに起こります。また、建物下に分布している軟弱層の層厚の違いや、建物の荷重の偏り、地盤強度のバラツキなどでも起こる現象です。

 

  

  

建物の沈下量は0じゃなくても大丈夫ですか?

2017/08/21 地盤Q&A

沈下量を0にするためには高額な費用が必要となり、一般的にはそのようなことはしません。
そのため、「日本建築学会」で、人体や建物に大きな影響を与えない程度の沈下を許容しています。

当社では、それをもとに下記の制限を設けています。

  ・ 最大沈下量 : 2.5~5.0 cm
  ・ 不同沈下量 : 1.5~2.5 cm
  ・ 相対沈下量 : 1.5~2.5 cm

また、図に示すような、建物が傾く沈下を「不同沈下」といい、この量が大きな程、建物の機能に大きな問題が生じたり、人体に影響があったりします。なお、「相対沈下」とは、建物位置により異なる沈下のことをいい、長い建物で真中が一番下がっているような沈下を示します。

丘陵地の造成団地は大丈夫ですか?

2017/08/21 地盤Q&A

丘陵地の造成団地は丘陵を削ったところ(以下、切土)と、擁壁を造って埋め立てたところ(埋土)に分けられます。
丘陵地は比較的古い年代に形成された良好な地盤で、切土は特に問題ないのですが、埋土では転圧が不十分な場合や埋土に適さない土を用いた場合には問題が起こります。
古い造成団地では、裏コンクリートがないなどの擁壁の施工に問題があるものがあります。その場合は、擁壁が壊れて、それに伴って建物が傾く場合があります。また、丘陵地の良好な土でも一度かき乱すと、著しく沈下しやすい土に変わるものもあるので、埋戻土に現地の土を用いれば必ずしも安全な訳ではありません。

     

盛土が砂質土なら、問題は起こりませんか?

2017/08/21 地盤Q&A

下記の場合には、問題が起こる場合があります。 なお、盛土は砂質土に若干粘性土が混ざっている方が締まりやすく、多すぎると沈下しやすくなります。

  1. 転圧が不十分で、締まりが悪い場合
  2. 盛土厚さが厚すぎる場合
  3. 盛土下の地盤が軟弱な場合(圧密沈下)
  4. 擁壁の水抜孔から雨水と一緒に砂質土が流れ出るような場合
  5. 盛土の砂質土が地下水位以深である場合(地震時に液状化することもあります)
  6. 風化花崗岩(マサ)などのうち、変質して粘土化するものをもちいた場合
 

  • 細砂
  •    
    粘土・シルト

液状化とはどのような現象ですか?

2017/08/21 地盤Q&A

液状化とは、比較的緩い砂層で、地震の振動により、砂の間の水圧が上昇して、砂が液体化することをいいます。
標準貫入試験のN値が低いほど起こりやすく、N値が10以下で特に起こりやすくなります。
液状化の起こる地盤では、杭を打っている建物が多いため、液状化が生じると、建物はそのままで、建物外部の地盤の隆起や沈下しているのが目立ちます。また、設備配管などにも被害が生じます。

        
 

不同沈下を防ぐ基礎対策はなんですか?

2017/08/21 地盤Q&A

下記に示すような方法がありますが、地盤調査の結果により対策は異なります。

  1. 地盤に掛かる荷重(建物や新規盛土)を軽くする
  2. 基礎の剛性を高めて、荷重を集中させず、分散・均等化する(ベタ基礎、梁、鉄筋を増す)
  3. 表層地盤改良を行う
  4. 堅い地盤まで、基礎を下げる・杭を打つ(建物の浮き上がりが発生する場合がある)
 

表層地盤改良はどんな地盤に使うのですか?

2017/08/21 地盤Q&A

表層地盤改良は、下記の場合に適しています。

  1. 現況地盤の表層部0.5m~2.0m程度が軟弱な場合
  2. 表層の砂層地盤に液状化の対策が必要な場合
 

SS試験の結果において、自沈層(Nswが0)となる軟弱な地盤で、特に有効