ロシア軍クロパトキン総司令官の命令から

2008/10/23 社長ブログ

 司馬遼太郎作「坂の上の雲」で、

 日露戦争時、クロパトキン総司令官が、秋山騎兵旅団の北上を知って、シタケリべルグ中将を呼び
「もし、敵が暴進してくれば、しかも後続部隊を持っていなければ、兵力をもっと増加して、これを撃破せよ。」
という命令を下した。
 これは、命令としてはいかにも弱々しく、軍の断固たる決意を表現しえていない。軍命令というのは
「敵の先進部隊を撃滅せよ。」
これだけでよい。
 命令にこまごまとした付帯条件をつけると、実行するものは決断を鈍らせる。

 といった内容の部分がある。
 これは、仕事の命令でも同じだ思った。