打つ手は無限

2009/01/19 社長ブログ

 今回の不況に対して、我が社でも手を打ってはいるが、計画通りには成果が上がっていない。
 先日、ある研修機関の代表から電話があり、
 「手を打っているつもりでも、案外打っていないものだ。」
 と言われた。
 また、先週飲み仲間数人と居酒屋へ行った時、
 「現在のように世の中全体が不況になると、我々の業種では打つ手がなかなか見つからない。」
というような、話題がでた。
 「打つ手は無限」という言葉はよく耳にするが、いざ手を打とうと思っても、なかなか有効な手が見つからず、閉塞感を抱いている経営者も多いのではないだろうか。
 こんな時、「全社の英知を結集して経営に臨む」ということが大切であることを、先週土曜日の社内会議・勉会で実感した。
 会議で、社員からの情報や意見を出し合った結果、商品・顧客の再開発等、新たな打つ手が明確になってきた。
 情報が社長のところへ集まる仕組みを作り、会社の進むべき方向を打ち出し、社長が率先してアイデアをだすことは大切だと思う。
 しかし、それぞれの立場で製品を作り、顧客に接して、商品・サービスを提供しているのは社員であるから、社員は顧客からの情報やアイデアをたくさん持っている。
 これを集めて、知恵を出し合えば新たな打つ手は見えてくる。
 社員は、会社のことをよく考えている。
 「打つ手は無限」 この言葉に間違いはないと、あらためて思った。