モノから価値へ(同友会東備支部総会記念講演から)

2011/06/15 社長ブログ

 昨日、岡山県中小企業家同友会東備支部第3回定時総会が開催され、2010年度活動報告、2011年度活動方針、2011年度支部役員などの議案が滞りなく可決された。
 
 総会の後、徳島同友会の小林ゴールドエッグ、小林社長の記念講演があった。
 同友会に入会され、経営指針を作成し、理念からのオンリーワン戦略で、養鶏場を持たないという弱みを、多様の卵を扱うことができるという強みに変え、たまごかけごはん専用卵とか、めだまやき専用卵など、用途別に卵を販売し、成功されている。
 卵というどこにでもある商品を、価格競争ではなく価値競争で独自のブランドを構築していった小林社長の経営は素晴らしいと思った。

 昨年の東備支部総会記念講演は、同じく徳島同友会の蒲鉾店社長が講師であったが、両社とも蒲鉾とか卵とか、極普通の商品を自社のこだわりをもって徹底的に掘り下げ、ブランド化し、価格決定権を持った経営をされている。
 中小企業が生き残るには、理念から独自のブランド力を構築し、弱みを強みに変え、価格ではなく価値で競うことが、非常に有効な戦略であることを強く感じた。