蜘蛛の巣にかかったアゲハチョウ

2011/06/18 社長ブログ

 今日の12時過ぎ、昼食に出かけるために会社の駐車場に止めてある車に乗って前方を見ると、曇り空に蝶がヒラヒラしているのが見えた。
 しかし、一ヵ所に留まって全然進まない。
 よく見ると、アゲハチョウが木と木の間に張られた蜘蛛の巣にかかってもがいているのである。

 蝶を助けてやろうと、柄が長いほうきを持っていったが、蝶がかかっているところまで届かない。
 もっと長いものがないかと、資材置き場を探したら、2mの測量に使うポールがあったので、これでやってみたがまだ届かない。
 再び資材置き場を探すと、4mの垂木があった。これでやってみると届いた。
 垂木に蜘蛛の糸をからませて手元に引き寄せ、かかっている蝶を手に取って見ると、羽に強力に糸がくっついている。
 蝶の羽から蜘蛛の糸を丁寧に取ってやり、放すとひらひらと新幹線の方へ飛んで行った。

 車のなかで、ひとつ良いことをしたと思いながら、これが綺麗な蝶ではなく、蛾だったら、手を掛けてまで助けただろうかと考えた。
 たぶん蛾だったら、『蜘蛛がせっかく捕った獲物を取り上げなくてもいい』というようなことを考えて、助けなかっただろうと思う。

 昆虫も人間も、見た目が良い方が得することが多いような気がする。(そうでない場合もあるとは思うが)
 やはり、身だしなみはキチンとしておくべきだ。