本日づけの「中小企業家しんぶん」に黒字企業の割合が掲載されていた。
これは、2010年度税務申告の内容を10月11日に国税庁が発表したもので、黒字企業の割合は25.2%で3年連続の減少ということである。
歴史的にさかのぼれば、1950年代は70%が黒字で、1960年代も60%以上黒字。
1975年にオイルショックの影響を受けて50%台に突入し、1980年代は45%前後で推移。
バブル景気の1989年~1991年に50%台に回復したが、バブル崩壊により1992年に再び40%台に入った。
1994年には30%台に入り、2008年のリーマンショックから20%台に突入した。
長期にわたる黒字企業の減少は、日本経済の縮小を意味する。
また、7月の生活保護は205万495人、世帯数では148万6341世帯で、過去最多を更新した。
そして、10月12日に発表されたOECD報告書では、「日本の幸福度」がさらに下がって、平均値で加盟34ヵ国中19位となっている。
以上、「中小企業家しんぶん」からの抜粋であるが、要するに赤字企業や生活保護者が増え続け、幸福度は下がっているということ。
このデータで見る限り、日本は幸せから遠ざかっているといえる。
日本はどうなっていくのだろうか。
日本が幸せを取り戻すのに自分にできることは、微力ながら一隅を照らすの思いで、中小企業家として自社を質的に発展させていくよう努力していくことだろうと思う。
黒字企業の割合
2011/11/25 社長ブログ