昨日は、岡山県中小企業家同友会の同友会大学最終講があった。
講義は岡山大学の教授が、経済の仕組みについて分かりやすく説明してくださった。
現在の金融危機とか不況の要因のひとつは、生産能力の過剰ということらしい。
今はあまり使われない言葉に、オートメーションという言葉がある。
この言葉を初めて聞いたのは、まだ小学生の頃だった。自動的に物を造りだす機械ということで、オートメーションが普及すれば遊ぶ時間が増えるというような感覚だったと思う。
しかし、現実は人手が少なくてたくさんものが造れるのだから、雇用が減る。失業者が増える。庶民の賃金は少なくなり、物を買わなくなる、あるいは買えなくなる。だから作っても売れず不況になる、というような状態になっているようだ。
生産技術の進歩は、国民から仕事を奪い、国民総幸福度は低下していくのだろうか。
国民総幸福度を向上させるためには、大きな政府にして、労働時間と所得の分配を調整すればいいと、私なりに思うがどうなのだろう。
オートメーションが普及すれば
2012/04/12 社長ブログ