仕事や会合などが終わった時、よくいわれる挨拶が「お疲れ様」だ。
「さよなら」は、私の年齢同士ではなんとなくあわなような気がするし、「ご苦労様」は、上の者が下の者を労う言葉と言われているから、部下や家族などに言う時以外には使いにくい。
「ありがとうございました」と言ってもおかしくない時は、「ありがとうございました」を使うようにしているが、やはり「お疲れ様」が一番使いやすくて便利な言葉のような気がする。
ところが『、「お疲れ様」と言われると、本当に疲れてくるような気がする。お元気様と言おう。』と言われる方もいる。
それはそれで結構なことだと思うのだが、先日、日本に詳しい外国人の方が、テレビで
「お疲れ様という言葉には、あなたが疲れるほど頑張っていたのを見ていましたよ。という意味がある。」
と言っていた。
ふだんあまり意識していなかったが、たしかにそんな意味で使っている。
頑張って作業を終えた人には、心から「お疲れ様でした。」という言葉がでてくる。
「お疲れ様と言われると本当に疲れてくる」と言われているのを聞いてから、「お疲れ様」は使いにくいような気がしていたが、やはり仕事や会議が終わった時の挨拶は、
「お疲れ様でした。」
でもいいと思う。
そして、心から「お疲れ様」と言えるように、相手のことをよく見ていようと思う。
少し今までの内容と外れるが、
「武士(もののふ)は己(おのれ)を知る者のために死す」
という言葉がある。
人には、自分のことを見ていて、理解してもらいたいという気持ちがあるということだと思う。
お疲れ様
2008/12/26 社長ブログ