2月12日・13日の二日間、熊本市で中小企業家同友会全国協議会が主催する「第39回中小企業問題全国研究集会」が開催された。
1日目は分科会で、私は「決してあきらめない それが経営者の責任」というテーマの第12分科会に参加した。
第12分科会は、愛知で組み込みソフトウェア開発等を行っている社長の報告で、
大学の同級生3人で創業。社員はしだいに増え、業績も順調だったが社内はばらばらで、会社をやめていく社員が多く、何のために自分は経営をしているのか分からなくなって廃業まで考えた。そんな時、同友会に入会し、労使見解を学んだ。経営指針を作って1年目は誰もやめなかった。
現在、急転直下の不況に受注が激減し、今後の対策を模索している。
というような内容であった。「このまま最後まで行って、会社を潰して『正義を貫いた』と言えるだろうか』とか、『会社を潰すということは自分の人生そのものを失うことになる』というような深刻な話もあった。
グループ討論や座長から、「もの分かりのいい経営者だけではだめで、社員と真剣に向き合って話をすることが必要だ」とか「同友会の会員同士で雇用の受け皿になることも必要ではないだろうか」というような声も聞かれた。
不況の時こそ変化させるチャンスであり、全社の英知を集めて、この危機を乗り切ることが必要だと思う。
1日目の夜は懇親会で、熊本名物の辛レンコンや馬刺しなどで、舌鼓を打った。
2日目は、来賓の熊本県知事が「逆境の時こそ夢がある。夢を掘り起こし1歩を踏み出そう」と挨拶されたあと、農業生産法人 コッコファーム社長 松岡義博氏の「田舎(ふるさと)を宝に」というテーマで記念講演が行われた。
11時半に閉会され、岡山同友会の仲間と昼食の後、博多まで同行し、私は滋賀県の唐津市へ向かった。
中小企業問題全国研究集会 熊本
2009/02/15 社長ブログ