岡山同友会大学「どうなる、これからの日本経済の方向」

2009/02/19 社長ブログ

 先日の同友会大学は、神戸大学教授の経済に関する講義で、「どうなる、これからの
日本経済の方向」というテーマだった。

 今回の不況は、百年に一度の経済危機と言われているが、決して大げさではなく、世界恐慌といってもいい。そして、この状況がいつまで続くか、本当のことは誰にも分からない。
 不況の要因は金融危機によるものだけではなく、格差社会も要因になっている。お金が上層へ集まり、一般労働者の所得が低下しているため、消費が増えにくい。
 上層へ集まった金の多くは、投資へ回され、地域でお金が循環する仕組みになっていない。
 不況対策は、政府が無理やりにでも日本銀行からお金を借りて、余って動いていない労働力を動かすことが有効だ。余っている労働力を動かすには、昔は戦争だったが、現在は福祉など役に立つことに使えばいい。
 そして、国内の需要、地域の需要を増やし、地域循環型の社会を構築していくことが必要だ。
 というような内容だったと思う。

 地域に根ざした中小企業が発展するような国にならないと、国民は本当に良くならないのではないかと思う。
 
 百年に一度の世界恐慌といってもいいと言われた今回の不況、短くはないと思って手を打っていったほうが良いと思った。早く回復すればそれに越したことはない。