去る7月5日、義父の三回忌法要が行われた。
義父は、旧海軍将兵の生き残りで、南方の前線に向かう途中、乗っていた船が潜水艦に撃沈され、浮遊物に掴まって漂流しているところを、日本軍の潜水艦に助けられたり、呉の軍港で激しい空襲にあったりして、九死に一生を得て、終戦をむかえた話などを、健在の時によく聞かせていただいた。
正義感が強く、律儀で優しく、運の強い義父も寿命には勝てず、2年前に他界した。
戦争を経験した気骨(きこつ)ある昔の日本人らしい日本人が、また1人亡くなったと思った。
法事には多くの親戚が集まり、義父の思い出話に花が咲いた。
法事は、故人をしのぶと共に、普段会うことの少ない多くの親戚が集まるのに、良い習慣だと思った。
法事
2009/07/13 社長ブログ