8月で会社の決算期が終わり、来月より第33期が始まる。
それに先立ち、来期の経営指針書を作成中である。
その中の重点方針のひとつに「全員参加の営業」を掲げている。
当然ながら、いかに良い商品や優れた技術を持っていても、販売なくしては事業としてなりたたない。
『販売なくして会社なし』だ。
右肩上がりの成長期には、良い仕事さえしていればお客様からの紹介で業績は向上していった時期があったが、市場は縮小し、厳しい不況に晒されている現在では、積極的な営業展開を図り、当社の良さをアピールしていかなければ、『物心両面共に豊かさを得る』という経営理念の実現はほど遠いものになってしまう。
全員参加の営業といっても、社員全員に「仕事を受注してこい」と言う訳ではない。
お客様に感謝の気持ちを持って接し、社員それぞれにできること、例えばひとつの仕事が終了したら、現場の技術者でも
「また一緒に仕事をさせてください。」
と声をかけるということや、『お客様の声』を収集すること等を実行していく。
現場営業ができる社員は、現場営業も行う。
ある意味で、経営は数字の通りしかならないから、数字にはこだわるし、数字を追う。
しかし、その前に『お客様の心を追う』ということを浸透させていきたい。
全員参加の営業
2009/08/25 社長ブログ