8時前に出社、パソコンのスイッチを入れ、トイレ掃除、床をモップで磨き、大小の便器と手洗いを磨く。
トイレが汚れていたら、心が荒むような気がする。
机について、採用を内定している専門学校へ提出する書類を作成し、書類を持って専門学校へ出向く。
専門学校では、大変丁寧に対応していただいた。
「只今授業中ですが、後10分ほどで終わります。内定していただいている学生にお会いになりますか。」
と言っていただいたが、次の予定があったので、「よろしくお伝えください。」とだけ言って、学校を出る。
保険代理店を訪ね、商談、打ち合わせをして帰社。
昼食のあと、社員の日報にコメントを時間が許す限り書き入れた後、ホテルで行われている講演会へ自転車で行く。
講演会は、経済の専門家のお話で、世界経済、日本経済は不況の底を打ち、回復の兆しにあるとのこと。
日本経済が回復基調にあっても、中小企業や自社を取り巻く環境、地元の景気がよくなるまでは油断はできない。いや、良くなっても2番底の可能性があるので、経営に携わっている以上、常に油断は禁物だ。経営は常に真剣勝負だと、今回の不況の影響を受けて、強く感じた。
講演会の後は、懇親会があった。
初めてお会いした方々と名刺交換し、最近の状況や今日の講演のことなどを話題にしながら立食した。
自転車できているので、お酒はほどほどにしておく。
自転車で帰宅途中、スーパーに立ち寄ると、犬が駐輪場に繋がれ、寂しそうな声をあげていた。
買い物を終えて自転車のところへ戻っても、犬はまだ寂しそうな声をあげていた。
近寄ると最初はウーという声をだして警戒していたが、「寂しいのか、そうかよしよし」といって見つめていると、おそるおそる尻尾を振って近寄ってきた。下の方からそっとてをだし、のどや頭を撫でてやると足にしがみついたりして離れなくなった。ずっと撫でてやっていると、飼い主のおばあさんが、手押し車を押して帰ってきた。
「どうもありがとうございます。犬が好きなんですね。」
「はい、犬は好きな方です。」
といった会話の途中も、犬はすぐに飼い主のところへ行こうとはせず、私から離れなかった。
『なんでも愛情を持って接っすると、それに応えてくれるのかなあ』と思いながら、「よかったね。」とおばあさんが犬に話しかけている声を後に、自転車に乗って帰宅した。
10月21日の日記
2009/10/21 社長ブログ