シェーバーの切れ味

2010/03/18 社長ブログ

 平成11年11月に購入した、ナショナルの文字が入っているシェーバーを毎朝使用している。
 良い物を長くとの思いで、結構高級なものを選らんだ覚えがあるが、期待通り10年以上経った今も問題なく使えている。

 刃は使用説明書通り、定期的に約1年毎に取り替えてきた。
 今回は、まだよく剃れると思って1年過ぎても替えなかったが、販売店のサービス券が手に入ったので、これでシェーバーの刃を買い、取り替えた。
 そうすると、格段によく剃れるようになった。
 毎日使用していると、悪い切れ味に慣れてしまって、切れ味がかなり低下していることに気付かなかったのだ。

 昔、電器屋さんが、『テレビは毎日見ているので、映りが悪くなっていても気が付かないか、映りの悪いテレビに慣れてしまっているので、なかなか買い換えてくれない。新しいテレビと比較して見てくれれば、買い換える気になってくれるかも知れないのだが』と言っていたことがある。
 シェーバーの切れ味もこれと同じであるし、他のことでもこれと同様なことはたくさんあると思う。

 もしかしたら、自分自身の切れ味が鈍っているのに気付いていないのかも知れない。
 目標とする人物や志と常に照らし合わせて、常に心を研ぎ澄ませていく努力をしていないと、堕落しても気付かない自分があるかも知れないと、シェーバーの切れ味から人生論でもないが、ふっとそんなことを感じた。