小さな政府、大きな政府

2010/04/15 社長ブログ

 昨日、久しぶりに岡山県中小企業家同友会の同友会大学に出席した。
 講師は岡山大学の新村教授で、最近の政治経済について分かりやすく講義してくださった。
 出席者は経営者や幹部社員で、18時半から21時半まで、熱心に教授の講義を聴き、討論していた。

 今回の講義のなかに、小さな政府、大きな政府がどういうことなのかというのあった。
 この大きい、小さいが何に対していわれているのかよく分かっていなかったが、これは政府と市場との関係のことをいい、大きな政府とは民間経済に政府が介入する度合いが大きいということが今回の講義を聴いてよく分かった。

 低賃金政策、輸出主導型は小さな政府で、高賃金政策、内需主導型は大きな政府。福祉国家は大きな政府である。
 アメリカでは、共和党が小さな政府、民主党は大きな政府を目指しているが、日本では民主党も自民党も、小さな政府派と大きな政府派が混在しているらしい。

 小さな政府、大きな政府、どちらも長所、短所があるが、小さな政府は、格差社会を生み出すようなので、私としては、大きな政府の方を支持したい。