地盤の液状化等の対策について(社員の日報から)

2011/07/20 社長ブログ

 先日、設計部の社員の日報に、地盤の液状化等の対策について、次のような感想があった。

 今回の大震災で液状化に注目が集まっているが、対策をするには当然お金がかかる。
 液状化の危険が説明されても、自分の所は大丈夫とか、まだ地震は来ないだろうという考えから、安全よりお金を優先する傾向にあるように思う。
 その結果、今回の液状化による住宅等の被害に繋がっている。
 被害を受けたあとに修復するには、最初に対策する何倍もの費用がかかる。
 地盤が悪いところにおける地盤補強も同様だ。
 特にこれらの対策は、建物完成後目に見えない部分であり、一般住宅の施主が見える部分はお金をかけても、見えない部分はお金を掛けたくないという気持ちもわからないではないが、本当は一番重要な部分であり、上部建物にかけるお金を減らしてでも、全てを支える土台にお金をかける方が、ライフサイクルコストも低くなり自然災害による被害低減になると思う。

 以上であるが、『その通りだと思います。地盤のことを知っていて、それに几帳面な正確だったら、地盤が大丈夫かどうか気になって仕方がないと思うのですが。』というコメントを入れた。