夜の店の経営努力

2009/08/09 社長ブログ

 昨日、久しぶりに貿易商の友人K氏と夜の街へ出て行った。
 待ち合わせ場所は、表町の居酒屋N屋さん。
 K氏は、会うと「今日は儲かりましたか?」というのが、挨拶となっていたが、最近はこの言葉があまり聞かれない。
 私の方から、最近の商売の状況について訪ねると
「何とかやっています。」
とのことだった。

 約1時間ほど、雑談を交わしながら飲食を楽しんだ後精算。
 割り勘で1人約千五百円。安いと感じた。
 しかし今考えると、これが昼食だったらそんなに安いとは思わないだろう。値頃感は、場所だけではなく時間帯もある。
 顧客に「安い」と感じて満足してもらうには、商品の質やサービスの追求だけではないな、と思った。

 この後K氏の誘いで、西日本でチェーン展開をしている会社が運営しているキャバレーへ行った。
 時間制で、ウイスキー、ブランデー、焼酎、ソフトドリンクが飲み放題だったが、ビール類は発泡酒が飲み放題。別に美味しいビールが飲みたくてこの店へ来ている訳ではないので、発泡酒で十分だ。
 かなり前に、この店に来た時、ここのナンバーワンという、ひとりのコンパニオンがいた。何がナンバーワンかと思えば、年齢がナンバーワン。
 もう初老にさしかかろうかと思われる年代のようだったが、
「うちを指名してくださるお客様、多いんよ。」
と言われていた。同年代のお客様の指名が多かったらしいが、この方は数年前に退職されたとのことだった。
 この店の印象は、接客のシステムやマナーなどがよくできていると感じた。毎日ミーティングしているということである。
 不況にもかかわらず、よく繁盛している感じだった。

 先ほど、この店を経営する会社のホームページを開いてみたが、
「私達は、お客様の喜び、社員の幸せ、会社の発展をテーマに、日に新たな創造と挑戦で社会に貢献しています。」と謳っている。社員の幸せを考えているところがいい。
 経営理念は
 一、三位一体の合致点追求の精神
 一、運命共同体精神の徹底
 一、革新的不断の努力


 どんな業種でも、経営理念があり、経営戦略をたて、これを実践し、実践できている企業は、繁盛している所が多いのではないだろうか。(統計的数値を確認したわけではないが)
 

 以上、昨日飲みにでた店の感想を、経営的立場から振り返ってみたが、私はいつもいろいろと分析しながら醒めた感覚で飲んでいる訳ではないので念のため。飲みにでた時は、みんなで楽しく飲むように心掛けているので、もし機会があれば、安心して誘っていただきたい。