9月10日、11日の2日間、全国地質調査業協会連合会が主催する全国大会 「技術e-フォーラム2009」が、島根県松江市で開催された。
今回のメインテーマは、「地域再生への取り組みー地質調査の役割ー」で、このシンポジュウムが10日の13時より開催されていたので、これに参加した。
同じ時間帯に技術発表会が行われていたが、こちらの方は受付でいただいたCD-ROM版講演集等の資料で、帰岡後勉強させていただくことにする。
シンポジュウム会場では、最初に国土交通省中国地方整備局の方より「地域再生プロジェクト」と題する基調講演があった。
続いて、「ジオパーク活動を通じた地域起こし」というテーマで、4人のパネラーによるパネルディスカッションが、16時まで行われた。
コーディネーターは大阪市立大学准教授、パネラーは隠岐の島町教育委員会や地質調査業協会会員等の方々で、産官学一体となってジオパーク活動を通じた地域起こしの取り組みや問題点について、熱心なディスカッションが行われた。
ちなみにジオパークとは、地域固有の地質や地理、生態系、歴史・文化などありのままの地域資源を素材として整備する”地球と人間のかかわり”をモチーフとした市民公園のことだ。(日本ジオパーク・モデル化研究会HPより)
シンポジュウムの後、「地質リスク学会の設立記念講演」が行われたが、こちらは中座して、展示会場へ向かった。
展示会場には、地質調査や土石流災害防止に関する機器などが展示されていた。
自社の業務に生かせるものや、新商品開発に役立つものは何かないないだろうかと、各ブースを見て回り、商品説明を聞きながらカタログや会社案内をたくさん頂いた。
今回のフォーラム参加を機会に、『地域起こし』と『自然環境を生かすこと』と『自社の地質に関する技術・知識』の合致点について模索してみたい。
全地連「技術e-フォーラム2009」松江
2009/09/11 社長ブログ