雨宿り そして外部環境を考える

2008/09/26 社長ブログ

 朝6時すぎから30分程度、愛犬クロの散歩に行くのが毎日の日課になっている。
 今朝もいつもの通り、6時すぎに家を出た。
 出るときは曇っていたものの雨は降らないだろうと思い、傘を持たなかった。
 それが10分ほどして、突然雨が降り出した。
 走って帰ろうかと思ったが、激しく降るので農業倉庫の庇の下でクロと一緒に雨宿り。
 しばらくすると少し小降りになったので、帰路に向かうとすぐにまた激しく降り出した。
 今度は、民家の車庫の庇の下で雨が止むのを待つ。
 すぐに止むだろうとの思いに反して、より激しく降り出した。
 雨は車庫の屋根でザーザーと音をたて、樋をつたって水路へ激しく流れている。
 雷まで鳴り出した。
 こんなことなら濡れても、走って帰っておけばよかったと思った。
 路上の雨は水しぶきとなり、風に吹かれて水煙となっている。
 小さなカエルが路上をぴょんぴょんと跳ねてこちらへやってくる。
 もう7時になっているが人通りはない。
 付近の駐車場から通勤に向かう車が出て行った。

 雨が少し緩んだので、クロの綱を引いて急いで帰った。
 帰ると妻が玄関先でタオルと傘を持って立っていた。
 向かえに出ようと思っていたらしい。
 帰ると妻は「大変だったねえ。」と言って、タオルでクロを丁寧に拭いた。
 私は洗面所のタオルで濡れた頭を拭き、妻が差し出してくれた新しいシャツに着替えた。
 
 通勤のために玄関を出た時には、雨はすっかり止んでいた。
 路上や草木は、雨に洗われてとてもきれいになっていた。

 雨がふれば傘をさす。経営でも同じだという。
 でも、傘をさせない場合だってある。
 そんな時、外部環境がよくなるのをじっと待つか、それとも打って出るか、判断を要する場合がある。
 雨ならいつか止む。
 しかし、現在の建設関連業の外部環境は、良くなるのを待っている方が、行き詰まる確立が高いと思う。
 なにか手を打つ必要がある。
 今年度の経営指針で「市場と付加価値の創造」を取り上げている。
 今週の土曜日は戦略会議だ。