経営理念の部分変更について

2008/10/04 社長ブログ

当社の経営理念は
「事業を通じて社会に貢献し、社員の成長と会社の発展により物心両面共に豊かを得る」
というのがメインで、これを科学性、人間性、社会性の面で3つに分けている。
先月、科学性の部分を少し変更した。
 「我々は、地質に関する技術を通じて、地域のお客様に安心を提供します。」 
上記が変更前のもので、これを
「我々は、地質と建設に関する技術を通じて、地域社会の発展に貢献します。」
に変更した。主な変更点は、我々が取り組んでいる技術は建設に関わるものも多いということで、「建設」という言葉を入れ、さらにお客様に安心を提供しているだけではないということで、この部分を「地域社会の発展に貢献」に替えていた。
 しかし、朝礼で唱和する時多少違和感が感じられたことは、以前このブログで書いた。

 この違和感は変更した経営理念が慣れないせいだと思っていたが、先日ブランド戦略の勉強をしていた副社長が、
「経営理念から、安心という言葉は外せないのではなだろうか。我々が追求し、社員にいいつづけてきたことは、『お客様が安心を得られる仕事をする』ということではないだろうか。」
と問題提議してきた。
確かにその通りである。それは分かっていた。
 提供するのは安心だけではなく、経済性とかコンサルティング等もあったので安心を貢献という言葉に替えた。さらに、提供するのはお客様だけではないということで、お客様を地域社会に替えた。
 これが、理念を絞り込めていない感じになっていた。

 そこで、経営理念を以前のものに戻すことに、今日の経営会議で決めた。

 安心ということを追求していけば、経済性とかコンサルティングも含まれるし、お客様ということを追求していけば、商談相手だけがお客様ではないということにも気づいた。
 ま、地質に関する仕事の延長線上で、建設関係の仕事も行っているので、新たに入れていた建設という言葉は必要はないということにもなった。

 経営理念は静かに根付いていく。
 できるだけ替えないほうがよいと改めて思った。
 経営理念を部分的であるが変更し、考え直してまた元に戻したことにより、「やっぱりこれだ!」ということで、より深く社内に浸透することを期待している。