不況時、社員が多いと経営が大変?

2009/05/27 社長ブログ

 最近、不況の話が出ると、
 「あんたところは、人(社員数)が多いから大変ですねえ。」
と、時々言われる。
 本当に、社員数が多いと大変なのだろうか?
 1+1=3にも4にもなるのが組織である。
 大きなシートを、一人で折りたたむより、二人で折りたたんだ方が楽で、何倍も速くたためる。
 重い物、例えば重い机を運ぶ時も、二人で運んだ方が安全に速く楽に運ぶことができる。
 また、社員数が多い方が、各々が得意とすることを生かしやすい。
 これと同じことが、組織でも言える。
 もし、今の不況の時、人が多いから会社の運営が大変だとしたら、不況を乗り切ることに向かって、組織が十分機能していないからだと思う。
 組織として機能していない状態とは、机を運ぶにしても、1人で苦労して運んでいる者がいたり、1人で運んでいる者がいることに気づかなかったり、あるいは気づいても手伝わない者がいたり、何をして良いか分からない者がいたりで、効率よく仕事ができていない状態である。
 現在、当社の組織がうまく機能しているかどうかはさておき、より総合力を発揮できる組織にするために、協働しやすい組織にしていきたい。
 そのためには、各部門の境を取り払い、1人ひとりが協働の意識を持ち、他部門を手伝うことができる幅広い能力を身につけることや、人間尊重の管理能力向上が必要だ。
 同じ釜の飯を食っている仲間として、協働重視の運営を行い、1+1が4にも5にもなる組織を目指し、経営理念に向かって前進する。