先週の水曜日、飲み友達数名と、山陽新聞本社の広場で行われているビヤガーデンへ行った。
最初は風が強く、紙の容器が飛ばされないよう気を使ったが、コンサートがあったり、ビールメーカーが行うクイズ付きの『ビールの美味しい飲み方説明会』があったりで、なかなか楽しい場であった。
ビールを飲みながら高い山陽新聞本社屋を見上げて、
「全国展開せず、地域密着型の企業でもこんな立派なビルを建てることができるんだな。」
と思った。
午後9時過ぎに解散し、9時20分岡山駅前発のバスで帰ろうと思い、急いでバス停に向かった。
バス停に着いてほっとしていると、白い杖をついた目の不自由なご婦人が歩いてきて、12番乗り場より少しずれたところで立ち止まったので、
「四御神行きにお乗りですか?」
と訪ねたところ、
「ここは11番ではないのですか。」
「11番乗り場は、もう少し行った所です。」
と言って、ご婦人が11番へ杖を頼りに歩いて行くのを見送った。
付いて行ったほうがいいど、もうすぐバスが来るしどうしようかな、と思っていたら、若い女性や中年の男性が次々に声をかけ、ご婦人は11番乗り場に案内されて立ち止まった。
世の中には、プラットホームから見ず知らずの他人を突き落とすような心の荒んだ人もいるけれど、ほとんどの人は、他人を思いやる優しい心の持ち主なんだなと思いながら、帰りのバスに乗り込んだ。
ビヤガーデンと帰りのバス停で
2009/07/26 社長ブログ