安すぎても買わない

2010/07/14 社長ブログ

 昨日、友人のI社長と久しぶりに昼食を共にしながら、聞いた話である。
 I社長から、旧本社ビルを改築するために、建設会社数社から見積を取って作成した価格比較表を見せてもらった。
 一番高い所と、一番安い所の、価格差は1千万円以上あった。
 発注先を決定するとき、とりあえず価格が一番高い所と、一番安い所は外すことにしたと言う。
 一番安い所を外したのは、たぶんそれなりの仕事しかできないだろうから、品質に不安があるという理由からだ。
 官公庁の入札でも、制限価格を設けて、一定の価格より安い場合は落札させない場合が多い。
 民間企業でも、I社長のように、価格だけではなく、その会社の独自性や信頼性等で発注先を決定する会社が増えれば、現在の価格破壊やデフレも収まるかも知れない。