先日から日経新聞『私の履歴書』には、三菱重工業相談役の西岡喬氏が登場している。
昨日の『私の履歴書』によると、西岡氏が東京大学航空工学科に進学された時、先生の1人に零戦の主任設計者である堀越二郎氏がいた。
堀越氏は、「航空機は重量が命だ。少数点以下まで細かく計算をしなくてはだめだ」といわれたそうだ。
そして、飛行機は放っておいたら落ちる。浮かせて遠くへ飛ばすには、いかに軽くするかに神経を集中しなければならない。小型ジェット機「MRJ」もまったく同じだ。わずかな妥協も許されるはずがない。堀越さんもそうハッパをかけるに違いない。
と、この日の掲載を結んでいる。
放っておいたら落ちる。いかに軽くするかに神経を集中しなければならない。
これは、会社もまったく同じだ。
今日は、決算書の総勘定元帳の販売管理費、製造原価の勘定科目を念入りに見直し、お客様のためにも、利益にも結びついていないものを拾い出していく予定だ。
会社も、少数点以下の円単位で細かく計算していかなければ、浮かせて遠くへ飛ばすことはできない。
軽量化の追求
2010/11/06 社長ブログ