恩師からの年賀状

2009/01/07 社長ブログ

 45才の時に行われた同窓会をきっかけに、中学時代の担任の先生から、毎年年賀状を頂いている。
 今年の年賀状には、次のような添え書きを頂いた。。

 日本の最大の遺失物は何だったでしょう。
 努力・勤勉・真面目・誠実の日本古来の徳目の喪失です。
 そして、質素倹約・質実剛健の古来のライフスタイルを過去の遺物として葬り去ったのです。
 倫理的価値観への敬意は何処へ?

 我々の先生や父の世代は戦争を体験し、敗戦のなかから勤勉に働き、復興に力を注いでこられた。
 そして、物の面では戦前の日本とは比べものにならないほど豊かになった。
 我々はその恩恵を受けているといってもいいと思うが、日本古来の精神文化までは受け継ぐことができなかったのだろうか。

 百年に一度の恐慌がくるかも知れないと言われている今、この時代、物心両面共に喪失してしまわないために、先生が日本の最大の遺失物として示されている努力・勤勉・真面目・誠実そして質素倹約・質実剛健のライフスタイルが必要とされていると思う。

 先生は、学校卒業後何年経っても先生であり、心のよりどころの一人である。
 いつまでもお元気でいてほしいと心から思う。