今日の12時過ぎ、昼食に出かけるために会社の駐車場に止めてある車に乗って前方を見ると、曇り空に蝶がヒラヒラしているのが見えた。
しかし、一ヵ所に留まって全然進まない。
よく見ると、アゲハチョウが木と木の間に張られた蜘蛛の巣にかかってもがいているのである。
蝶を助けてやろうと、柄が長いほうきを持っていったが、蝶がかかっているところまで届かない。
もっと長いものがないかと、資材置き場を探したら、2mの測量に使うポールがあったので、これでやってみたがまだ届かない。
再び資材置き場を探すと、4mの垂木があった。これでやってみると届いた。
垂木に蜘蛛の糸をからませて手元に引き寄せ、かかっている蝶を手に取って見ると、羽に強力に糸がくっついている。
蝶の羽から蜘蛛の糸を丁寧に取ってやり、放すとひらひらと新幹線の方へ飛んで行った。
車のなかで、ひとつ良いことをしたと思いながら、これが綺麗な蝶ではなく、蛾だったら、手を掛けてまで助けただろうかと考えた。
たぶん蛾だったら、『蜘蛛がせっかく捕った獲物を取り上げなくてもいい』というようなことを考えて、助けなかっただろうと思う。
昆虫も人間も、見た目が良い方が得することが多いような気がする。(そうでない場合もあるとは思うが)
やはり、身だしなみはキチンとしておくべきだ。
お知らせ
蜘蛛の巣にかかったアゲハチョウ
モノから価値へ(同友会東備支部総会記念講演から)
昨日、岡山県中小企業家同友会東備支部第3回定時総会が開催され、2010年度活動報告、2011年度活動方針、2011年度支部役員などの議案が滞りなく可決された。
総会の後、徳島同友会の小林ゴールドエッグ、小林社長の記念講演があった。
同友会に入会され、経営指針を作成し、理念からのオンリーワン戦略で、養鶏場を持たないという弱みを、多様の卵を扱うことができるという強みに変え、たまごかけごはん専用卵とか、めだまやき専用卵など、用途別に卵を販売し、成功されている。
卵というどこにでもある商品を、価格競争ではなく価値競争で独自のブランドを構築していった小林社長の経営は素晴らしいと思った。
昨年の東備支部総会記念講演は、同じく徳島同友会の蒲鉾店社長が講師であったが、両社とも蒲鉾とか卵とか、極普通の商品を自社のこだわりをもって徹底的に掘り下げ、ブランド化し、価格決定権を持った経営をされている。
中小企業が生き残るには、理念から独自のブランド力を構築し、弱みを強みに変え、価格ではなく価値で競うことが、非常に有効な戦略であることを強く感じた。
名前はメグ
生まれて間もない頃より、育てた猫の子。
欲しいという方がいたが、結局自分のところで飼うことにした。
名前は、メル、ポヨタン、ポポロンなどが候補にあがったが、迷ったあげく メグ にした。
推定年齢50日。かなり素早く動き回るようになった。
たぶん、本能的に狩りの練習をしているのだろう。
コンサート
今日は、台風接近により悪天候となりそうだったので、予定していたゴルフを昨日キャンセルし、岡山シンフォニーホールで催されたコンサートへ行った。
コンサートは、オーディションで選ばれたアマチュアの音楽家と岡山フィルハーモニック管弦楽団との共演という企画だった。
内容は、岡山フィルハーモニック管弦楽団の演奏をバックにオペラやピアノ、バイオリン、クラリネット等を奏でるというものだったが、アマチュアとはいえ、素晴らしい歌や演奏だった。
席は、ピアノ演奏者の指の動きが見える位置にあり、ピアノを弾く指の動きは見事であった。
また、オペラ歌手の歌声は、美しい音色の楽器のようにも感じた。
コンサートに出演された皆さんは、日頃からかなり練習をされてきたのだろうな、と思った。
最後は、桃太郎少年合唱団も加わって、「ハレルヤ」を合唱した。
音楽が趣味というほどでもないが、音楽っていいと思う。
どこがどういいのかよく分からないが、とにかく「音楽っていいな」と感じさせた今日のコンサートであった。
心がリフレッシュしたようだ。
かわいい とにかく可愛い
3週間ほど前、孫がまだへその緒がついた猫の子を拾った。
それを子供が、丹念にミルクをやり、排便させ、ここまで育てた。
まだ、やっとちょこちょこ歩くようになった仔猫だが、とにかく可愛い。
誰か飼ってくれる人を探すつもりだが、なんだか手放したくないような、かといってもうこれ以上動物は飼えないような、複雑な気持ちである。
焼肉チェーン店食中毒事件から
焼き肉チェーン店でユッケによる集団食中毒で、男の子が死亡した問題が報道されている。
3年ほど前の夏、東京の浅草や上野の居酒屋で、ホッピーや生ビールを飲みながら食べた生レバーがとても美味かった。
それから一ヶ月もしないうちに、細菌学を専門とする九州大学准教授が朝日新聞に生レバー、ユッケの危険性を載せていた。
記事の内容は、生レバーやユッケなど牛の肉を生で食べるのはとても危険で、厚労省は牛と馬に関する生食の衛生基準を定め、これに適合するものを生食用として表示することにしているが、牛の肉やレバーが生食用として出荷されたことは一度もない。
この基準には罰則規定がないので、市場に出回っている牛のユッケや生レバーは加熱用のものを生でだしている。
ほとんどの国民は生レバーなどの危険を認識していない。厚生省は通知だけではなく、積極的に国民に周知してほしい。
というもので、この記事を読んでぞっとしたのを覚えている。、
危険なものを曖昧にして放置しておくと、いつかは重大な事件になる可能性が高い。
今回の食中毒も、福島の原発事故も、起こるべくして起きたと言えると思う。
危険なものをすべて摘み取るのは難しいと思うが、危険なものは危険なものとして周知させるべきであり、生死に関わることなど、取り返しのつかない事件、事故に繋がる危険は、可能な限りなくしていかなくてはならないと思う。
黄砂
連休の谷間の今日、天気予報は晴れマークだが、外は黄砂のために霧に覆われたような状態になっている。
車にも黄砂と思われる埃が付着している。
これで雨が降ったらせっかく洗車した車も汚くなるだろうなと思う。
黄砂は、中国大陸から風によって数千メートルの高度まで巻き上げられた鉱物粒子が、偏西風によって飛来する現象であることぐらいまでは知っていた。
さらに環境省のHPで調べて見ると、黄砂は、発生源地域周辺の農業生産や生活環境に被害を与えるばかりでなく、大気中に浮遊し、黄砂粒子を核とした雲の発生・降水過程を通して地球全体の気候に影響をを与えている。
また、海洋へも降下して、海洋表層のプランクトンへのミネラル分の供給を通して、海洋の生態系にも大きな影響を与えていると考えられている。
黄砂の構成鉱物は、石英や長石などの造岩鉱物や、雲母、カオリナイト、緑泥石などの粘土鉱物が多く含まれているが、土壌起源ではないと考えられるアンモニウムイオン、硫酸イオン、硝酸イオンなども検出され、飛来途中で大気汚染物質を取り込んでいる可能性も示唆されているということなどが分かってきた。
また、日本に飛来する黄砂の直径は4ミクロンがピークということであるから、粒度による土質分類では、日本まで飛んでくる黄砂は、砂ではなく粘土ということになる。
粒子が小さいながらも、含まれている石英や長石は比較的硬い鉱物であるから、車に付着した黄砂を布等で拭き取ると、車の塗装に無数の小さな傷をつけることが考えられる。
うっとうしい黄砂だが、何でも興味を持って調べてみると、いろんなことが分かってきて面白いものだと思う。
夜のスーパーマーケットにて
先日の午後8時前、会社の帰りにスーパーへ寄った。
缶ビールを買ったついでに刺身売り場に行くと、刺身のパックに2割引きのシールが貼ってある。
安いと思って、鰆の刺身をスーパーの買物用カゴに入れると、近くにいた中年の男性が、私のカゴの中を見たり、残り少なくなった刺身が陳列してある所を見たりしている。
気にせずに別の売り場にいくと、その中年の男性もついてきた。
そして一言、
「お刺身、8時を過ぎると半額のシールを貼ってくれるんよ。」
世間には親切な人がいるものだと思った。
私は、その人に礼を言って、いったん刺身を売り場に返し、しばらくして半額のシールが貼られた同じ刺身をカゴに入れた。
今年の花見は
当社では、毎年4月の第1土曜日に、新入社員の歓迎会を兼ねて、旭川のさくらカーニバルで花見を行っている。
主催は、社員で運営している『厚生会』で、厚生会会長が
『今年は、桜がまったく咲いていないようなので、歓迎会として焼肉パーティを会社の敷地内で行うことにしました。」
と言ってきた。
東北関東大震災のこともあり、さくらカーニバルで花見という気分でもないと思っていたので、かえって良かったと思った。
当日は午前9時から12時半まで全社経営会議を実施した。
私が決算期前半期の損益計算書と簡単にまとめた貸借対照表を用いて、全社の業績を説明した後、各部門目標、個人目標の進捗状況を各部門長、各社員から発表してもらった。
全社経営会議の後、私は車を自宅へ置くために一旦自宅に帰り、午後2時過ぎに再び会社へ戻ったが、その時はもう焼肉パーティは始まっていた。
始まって1時間ほどして、2月に家業の都合で当社を退社した男子社員が、肉などの材料を提げてやってきた。
それからしばらくして、同じく2月に寿退職した女子社員も加わった。
二人とも、元気にそれぞれの道を歩み始めたようだ。
午後4時頃になると少し寒くなってきたので、社屋に戻って社員の日報にコメントを書いていると、午後5時前に厚生会会長が
「そろそろ締めようかと思います。」
と言ってきた。
厚生会会長の指名により、副社長の一本締めで、会は終了した。
東京からの客人
今日、地質調査の消耗品を作成している東京の会社の方が、お土産に東京バナナを持って、当社へ営業に来られた。
少し年配の方で、朝一番の新幹線で来岡されたとのこと。
しかし、提示された商品は、当社では使用していない地質調査機のものだった。
がっかりされたようだたが、地質調査方法や業界の話などをして帰られた。
「これから岡山方面で、どこか営業に回られるのですか?」
と聞くと、
「いや、東京へ帰ります。」
という返事。
わざわざ、お土産まで持って、朝早く出発してこられたかと思うと、気の毒に感じた。
今度アポの連絡をいただいたら、どんな用件で来られるのか。営業に来られるのなら、その商品は当社にとって必要なものでありそうかどうか。ということなどを確認してから、面会を約束しようと思う。
それが、お互いのためだ。