焼き肉チェーン店でユッケによる集団食中毒で、男の子が死亡した問題が報道されている。
3年ほど前の夏、東京の浅草や上野の居酒屋で、ホッピーや生ビールを飲みながら食べた生レバーがとても美味かった。
それから一ヶ月もしないうちに、細菌学を専門とする九州大学准教授が朝日新聞に生レバー、ユッケの危険性を載せていた。
記事の内容は、生レバーやユッケなど牛の肉を生で食べるのはとても危険で、厚労省は牛と馬に関する生食の衛生基準を定め、これに適合するものを生食用として表示することにしているが、牛の肉やレバーが生食用として出荷されたことは一度もない。
この基準には罰則規定がないので、市場に出回っている牛のユッケや生レバーは加熱用のものを生でだしている。
ほとんどの国民は生レバーなどの危険を認識していない。厚生省は通知だけではなく、積極的に国民に周知してほしい。
というもので、この記事を読んでぞっとしたのを覚えている。、
危険なものを曖昧にして放置しておくと、いつかは重大な事件になる可能性が高い。
今回の食中毒も、福島の原発事故も、起こるべくして起きたと言えると思う。
危険なものをすべて摘み取るのは難しいと思うが、危険なものは危険なものとして周知させるべきであり、生死に関わることなど、取り返しのつかない事件、事故に繋がる危険は、可能な限りなくしていかなくてはならないと思う。
お知らせ
焼肉チェーン店食中毒事件から
黄砂
連休の谷間の今日、天気予報は晴れマークだが、外は黄砂のために霧に覆われたような状態になっている。
車にも黄砂と思われる埃が付着している。
これで雨が降ったらせっかく洗車した車も汚くなるだろうなと思う。
黄砂は、中国大陸から風によって数千メートルの高度まで巻き上げられた鉱物粒子が、偏西風によって飛来する現象であることぐらいまでは知っていた。
さらに環境省のHPで調べて見ると、黄砂は、発生源地域周辺の農業生産や生活環境に被害を与えるばかりでなく、大気中に浮遊し、黄砂粒子を核とした雲の発生・降水過程を通して地球全体の気候に影響をを与えている。
また、海洋へも降下して、海洋表層のプランクトンへのミネラル分の供給を通して、海洋の生態系にも大きな影響を与えていると考えられている。
黄砂の構成鉱物は、石英や長石などの造岩鉱物や、雲母、カオリナイト、緑泥石などの粘土鉱物が多く含まれているが、土壌起源ではないと考えられるアンモニウムイオン、硫酸イオン、硝酸イオンなども検出され、飛来途中で大気汚染物質を取り込んでいる可能性も示唆されているということなどが分かってきた。
また、日本に飛来する黄砂の直径は4ミクロンがピークということであるから、粒度による土質分類では、日本まで飛んでくる黄砂は、砂ではなく粘土ということになる。
粒子が小さいながらも、含まれている石英や長石は比較的硬い鉱物であるから、車に付着した黄砂を布等で拭き取ると、車の塗装に無数の小さな傷をつけることが考えられる。
うっとうしい黄砂だが、何でも興味を持って調べてみると、いろんなことが分かってきて面白いものだと思う。
夜のスーパーマーケットにて
先日の午後8時前、会社の帰りにスーパーへ寄った。
缶ビールを買ったついでに刺身売り場に行くと、刺身のパックに2割引きのシールが貼ってある。
安いと思って、鰆の刺身をスーパーの買物用カゴに入れると、近くにいた中年の男性が、私のカゴの中を見たり、残り少なくなった刺身が陳列してある所を見たりしている。
気にせずに別の売り場にいくと、その中年の男性もついてきた。
そして一言、
「お刺身、8時を過ぎると半額のシールを貼ってくれるんよ。」
世間には親切な人がいるものだと思った。
私は、その人に礼を言って、いったん刺身を売り場に返し、しばらくして半額のシールが貼られた同じ刺身をカゴに入れた。
今年の花見は
当社では、毎年4月の第1土曜日に、新入社員の歓迎会を兼ねて、旭川のさくらカーニバルで花見を行っている。
主催は、社員で運営している『厚生会』で、厚生会会長が
『今年は、桜がまったく咲いていないようなので、歓迎会として焼肉パーティを会社の敷地内で行うことにしました。」
と言ってきた。
東北関東大震災のこともあり、さくらカーニバルで花見という気分でもないと思っていたので、かえって良かったと思った。
当日は午前9時から12時半まで全社経営会議を実施した。
私が決算期前半期の損益計算書と簡単にまとめた貸借対照表を用いて、全社の業績を説明した後、各部門目標、個人目標の進捗状況を各部門長、各社員から発表してもらった。
全社経営会議の後、私は車を自宅へ置くために一旦自宅に帰り、午後2時過ぎに再び会社へ戻ったが、その時はもう焼肉パーティは始まっていた。
始まって1時間ほどして、2月に家業の都合で当社を退社した男子社員が、肉などの材料を提げてやってきた。
それからしばらくして、同じく2月に寿退職した女子社員も加わった。
二人とも、元気にそれぞれの道を歩み始めたようだ。
午後4時頃になると少し寒くなってきたので、社屋に戻って社員の日報にコメントを書いていると、午後5時前に厚生会会長が
「そろそろ締めようかと思います。」
と言ってきた。
厚生会会長の指名により、副社長の一本締めで、会は終了した。
東京からの客人
今日、地質調査の消耗品を作成している東京の会社の方が、お土産に東京バナナを持って、当社へ営業に来られた。
少し年配の方で、朝一番の新幹線で来岡されたとのこと。
しかし、提示された商品は、当社では使用していない地質調査機のものだった。
がっかりされたようだたが、地質調査方法や業界の話などをして帰られた。
「これから岡山方面で、どこか営業に回られるのですか?」
と聞くと、
「いや、東京へ帰ります。」
という返事。
わざわざ、お土産まで持って、朝早く出発してこられたかと思うと、気の毒に感じた。
今度アポの連絡をいただいたら、どんな用件で来られるのか。営業に来られるのなら、その商品は当社にとって必要なものでありそうかどうか。ということなどを確認してから、面会を約束しようと思う。
それが、お互いのためだ。
学ぶ意欲を持ち続けるには
3月3日・4日に、中小企業家同友会の中小企業問題全国研究集会が、ホテルグランビアで開催された。
全国から集まった千名以上の参加者の勉強意欲は高く、熱心に講師の発表を聞き、活発なグループ討議が行われた。
学ぶ意欲の高い経営者が集まる場へ身を置くと、良い刺激になる。
学ぶ意欲を持ち続けるには、目標を持つとか、使命感を持つとか、いろいろあると思うが、中小企業家同友会や倫理法人会のような、学び成長しようとする意欲の高い経営者が多く集まる会へ参加することも、私にとっては有効な手段になっている。
如月の別れ
今日で、2月も終わり。
当社は社員の定着率は良いと思っているが、この2月に2人の社員が退職することになった。
1人は寿退職の女子社員。
もう1人は、いろんな事情で家業を手伝うために退職することになった若手の男子社員。
2人とも、やむを得ない事情とはいえ、やはり社員が退職するのは無性に寂しい。
「この会社で成長させていただいた。」
「みんな良い方ばっかりで、恵まれた職場だった。」
そう言ってくれたのが、とても嬉しい。
新しい環境での成功と幸せを祈る。
回転寿司
先日、会社から比較的近い所に、新しくできた回転寿司店にいってみた。
店に入ると、「21番のテーブル席へどうぞ」と案内される。
味噌汁や茶碗蒸し、注文したい寿司等はタッチパネルで注文するようになっている。
注文した商品は、『注文品』と書いた器に乗せられてレーンによって運ばれてくるか、別に設けられたレーンによって運ばれてくる。
食べ終わった寿司の皿は、テーブルの横に返却口があり、そこへ入れると枚数が自動的に数えられる。
寿司を握っているところは、客席からは見えない。
寿司の皿の裏には、チップのようなものがあり、一定時間過ぎた寿司は、自動的にレーンから取り除かれる仕組みになっているそうだ。
回転寿司の仕組みも随分進化したものだと思うが、寿司の自動販売機といった感じで、店員さんと接する機会は極めて少ない。
『声をだして注文するのが面倒だ、とにかく便利で安い寿司を食べたい。』という人には向いている店だと思う。
社員共育大学修了式
今日は、岡山県中小企業家同友会の社員共育大学修了式があり、修了生全員に修了証書と記念品が手渡された。
この後交流会が行われ、各社の修了生から受講を振り返っての感想などが発表された。
当社の経営理念のひとつに
「我々は、技術的にも人間的にも常に向上していくことを心がけ、より豊かになることを目指します。」
というのがあり、この実践のひとつとして社員共育大学を取り入れている。
仕事を終えての参加は大変であるし、本人の努力と周囲の協力がなければ、なかなか修了できるものではないと思う。
社員共育大学を機会に、自己の向上だけではなく、お互いに協力しあえる関係、よい意味であてにし、あれにされる関係、よりよい社風が構築されていけば良いと思う。
1月を振り返って
月日が流れるのは早いもので、年が明けて、ひと月が経過しようとしている。
今月は、新年会数件、企業訪問数人、社員共育大学、学校の先生との懇談会、新春講演会、指名願い提出、建設保証申請等が通常の業務に加えてあり、結構多忙な年明けの1ヶ月であった。
倫理法人会で、今年の抱負のひとつに『毎月墓参り』を掲げたこともあって、墓参りにもいった。
墓参りにいくと、自分も先祖から続いた、大きな命の流れの一コマを担っているという気がしてくる。
いや、自分のご先祖様だけではなく、もっと大きな宇宙の流れの一コマを担っているという気がしてきた。