お知らせ


デフレ・価格競争

2009/10/09 社長ブログ

 最近、良心的に、真面目に作成した見積が通りにくくなっている。
 お客様も、自分のところが厳しい状況に置かれているから、少しでも安くというのは当然だし、同業者も同様だから価格競争になるのは、当然と言えば当然だ。
 しかし、限度を超えた価格競争は死のレース。
 過剰な価格競争からは、豊かさは生まれてこない。
 競わない経営を目指したい。
 お客様の立場で考え、自社ならではの良さ、技術、文化(社風)を生かし、値段で図ることのできないサービスを提供して、お客様と共に発展していくことを目指す。

出勤日報

2009/10/06 社長ブログ

 今週から日報の形式を変えた。
 かねてから、日報の形式を改善しようと思っていたが、直接の切っ掛けは、先月の同友会東備支部例会でのS板金のS社長の報告だ。
 S社長は、社員さんの日報に2時間ほどかけて毎日コメントを書き、これが、社員さんとのコミュニケーションや会社運営に大いに貢献しているとのこと。
 また、やはり同友会会員のSE社、A社長も社員さんの日報に毎日コメントを書いていると聞いた。
 S板金もSE社も、業績はかなり好調なようだ。

 良いことや成功例は、即真似る。
 東備支部例会の閉会の挨拶の時、
「今日の例会で学び、明日から自社に取り入れて実践してみようと思ったことは、毎日社員の日報にコメントを書くことです。」
と言った。
 宣言通り、翌日から日報にコメントを書こうとしたが、当社の日報は時間を軸にその日実施したことを書いているだけなので、なかなかコメントが書けない。
 そこで、同友会SE社のA社長に、どのようなことを書いているのか訪ねてみた。

 SE社を訪問すると、A社長は丁寧に教えてくださった。
 これも同友会の良いところで、会員に経営や労使問題等について訪ねると、たいてい気持ちよく教えてくれる。

 会社へ帰って、SE社の日報を参考に形式を作り変えた。
 時間軸を廃止し、作業内容は文章で、要点だけを記入することにし、その日の感想や反省、気づき、成功したこと、失敗したこと、お客様情報などを書き込むことにした。
 そして、昨日の朝礼で記入例を示しながら、新しい日報の書き方や目的、要点を説明し、名称を業務日報から出勤日報に変え、その日より使用している。

  新しい日報は、様式としては前より簡素になったが、各社員の取り組み姿勢や思い、出来事、情報などがよく分かる。
 さっそくコメントを記入した。
 S板金社長が言われていたように、やはり、全社員にコメントを書くには2時間近くかかるが、それだけの価値はある。続けていく決意だ。 

ダイエット 1ヶ月

2009/10/04 社長ブログ

 減量を決めてから1ヶ月が経過し、80kgあった体重が、今朝の測定値は77.3kgであった。
 2・7kg減、順調である。
 毎朝食事前に測定して、グラフで表しているが、下がり方は直線的ではなく、乱高下しながら下がっている。
 これは、体内の水分量が測定値に大きな影響を与えているからだと思う。

 毎日測定していると、どれくらい食べたら体重が増えるか、だいたい分かってきた。
 また、よく言われているように夜寝る前に食事をすると、体重は増えやすいのも分かった。

 数字をよく見ていると、そこからいろんなことが分かってくる。
 数字に無頓着になると、成り行きまかせになりやすい。
 これは経営でも、他のことでも同じだ。
 スポーツ選手も、数字を管理しているから記録を出せる。
 
 目標は、今年中に72kgにすること。
 あと、5.3kg。
 1日70gの減量。
 脂肪1gのカロリーは7kcalということであるから、1日約490kcal分の脂肪を燃焼させる必要がある。
 カップラーメン約1食分のカロリーだ。

楽天イーグルス2位浮上

2009/10/02 社長ブログ

 今日のソフトバンク戦は、雨で中止。
 ここ2日間ほど午後8時すぎに帰って、夕食を摂りながらBSで楽天戦を観戦するのが楽しみになっていたので、残念ではあるが9連戦となっている楽天にとってはいい休みかも知れない。
 昨日は、鉄平が活躍し、福盛が押さえて勝利し、2位に浮上した。
 鉄平は、2006年に中日から楽天に移籍した選手で、中日時代はほとんど二軍で過ごしたらしい。
 福盛は、昨年メジャーへ行ったが、1勝もできなかった。
 こういう選手達が活躍しているのは、野村監督の人材の育て方、使い方によるものだろうか。

東北楽天ゴールデンイーグルス

2009/09/30 社長ブログ

 私は、熱心な野球ファンではないし、プロ野球のことは詳しくないが、数年前より、楽天を応援している。

 昨日、惜しい試合を落とした楽天が、今日は勝って、2位ソフトバンクと再び0.5ゲーム差だ。
 勝利投手は永井で、完投した。

 永井投手は、田中投手と年齢は違うものの、楽天では同期でプロ3年目だ。
 田中投手や永井投手のような生え抜きで、若い選手が育ち活躍しているのがいい。

 また、山崎選手のようにベテランはベテランで活躍しているのもいい。

 野村監督は、阪神では合わなかったものの、ヤクルトや楽天のような下位のチームを上位チームに育て上げて行くところがいい。

 お金にものを言わせてかどうかは分からないが、他の球団が、見つけ育てた外国選手や、他球団の代表的な選手を入れて優勝した巨人より、私は楽天の方がいい。(といっても、巨人の優勝はそれだけではなく、原監督の裁量によるところも大きいとは思うし、巨人も若手が成長し、活躍している。巨人ファンの方はアンチ巨人の戯言と思って読んでもらいたい。)

 企業に例えると、プロ野球界では、巨人は大企業、楽天は中小企業のようなイメージだ。
 そんなところから、今は楽天ゴールデンイーグルスを応援している。
 

吉備路自転車道サイクリング日記

2009/09/26 社長ブログ

 朝、自転車に油をさし、空気圧はやゝ高め、サドルの高さはマニュアル通りペタルが一番下にきた時に足が若干曲がる程度に設定。
 自転車は、通勤、通学用に作られた6段変速の28インチ車で、普通より少し大きめだ。
 念のため、先日購入した自転車用タイヤパンドーという瞬間パンク修理剤を持っていく。

 9時45分頃自宅を出発。
 同行者と伊島町で待ち合わせて、10時15分頃伊島町を出発。
 曲がり角は比較的多いが、自転車道の道案内の標識は分かりやすい。
 笹ヶ瀬川の堤防を走り、吉備津彦神社へ到着。
 茶店で休憩、アイスクリームを食べる。
 吉備津彦神社から吉備津神社を通って、稲の穂が実った田園を、
「最初は心配されたが、今年も豊作みたいですね。」
というような会話を交しながら、快適に西へ走る。
 造山古墳を見て、国分寺に着いたのが12時すぎ。

 五重塔の軒下に彫られた干支を一通り見て、きびきび亭というバイキング形式の食堂で昼食。
 満員で少し待った後、テーブルに着く。
 野菜料理が中心で、肉はほとんどない。そのせいか客は年配の方が多かった。
 ビールを注文。実にうまい。

 一時間ほどしてきびきび亭を出発。
 総社市真壁の休憩所(やよい広場)で昼寝。どれくらい寝たかよくわからない。30分以上は休んだと思う。

 この後、休憩所に表示されていた清音の終点を目指して西へ進んだが、総社スポーツセンターを過ぎたあたりから標識を見失い、どこが自転車道が分からなくなった。
 とりあえず清音まで行ったが、終点がよくわからないまま帰路に向かう。(帰宅後インターネットで調べたら、国交省道路局 大規模自転車道のHPには総社市役所の北で、国道180号線市役所入口の交差点あたりが起(終)点、総社市役所のHPには総社スポーツセンターが起(終)点としていた。自転車道としては総社スポーツセンターあたりが事実上の終点だと思う)
 帰路の途中、作山古墳を見て、真壁の休憩所と国分寺で休憩。
 伊島町に着いたのが17時頃であった。
 何十年ぶりかのサイクリング。
 何キロ走行したか距離計がないので正確には分からないが、自宅からの往復で55km程度は走ったと思う。
 心地よい疲労感を覚える。
 吉備路自転車道は、自動車と一緒に走らないため安全で走りやすく、快適であった。


吉備路自転車道 遠くに見えるのは国分寺五重塔
 

秋の夜は更けて

2009/09/20 社長ブログ

 今の季節によくあう「倖せはここに」というハワイアン調の曲がある。
 私が好きな曲のひとつで、次のような詩である。


 倖せはここに  作詞・作曲 大橋節夫

  秋の夜は更けて すだく虫に音に 
  疲れた心癒す 我が家の窓辺
  静かにほのぼのと 倖せはここに

  星のまばたきは 心の安らぎ
  明日の夢を運ぶ やさし君が笑み
  静かな我が窓辺 倖せはここに

  静かに静かに 街の灯も消えた
  遠い空見てごらん 明日の夢がある
  小さな小さな 倖せはここに


 ずいぶん昔の曲で、石原裕次郎も歌っていた。
 この曲を聴くと、ほっとするような気分になる。
 現状に満足し、マイホーム主義的な気分になることもある。

 人間には、「足るを知る」ということで、現状に満足する部分と、
理想を追い続ける部分の両方が必要だと思う。
 欲をだしたら限りがなく、もういいかと思えば成長が止まる。
 私欲はほどほどに、夢や志は一生持ち続けるというのが大切だな
と、「倖せはここに」を聞きながら思った。

中小企業家同友会支部例会で学ぶ

2009/09/19 社長ブログ

 今週は岡山県中小企業家同友会の支部例会が、目白押しだった。
 

 火曜日は東備支部例会で、報告者は(株)S板金の社長。
 波瀾万丈の青春期に父親から会社を任せられる。
 仕事のほとんどが2社の下請けであったが、元請けの方針転換や内製化により、仕事がなくなる。
 そこで、朝から晩まで必死に営業を行い、仕事は回復してくる。
 現在では、元請けの比率がかなり上がり、優良企業ともいえる会社になっている。
 社員の日報に、交換日誌のように毎日コメントを書いているとのこと。
 同友会に入会し、経営指針を作成し、社員の力を引き出すようになったことも、業績と社風の向上の要因のひとつだと思う。
 S社長から学ばせていただいたことは多くあるが、『本気で行動すればなんとかなる』ということが印象に残った。


 水曜日は、倉敷支部例会で、報告者は広島同友会のS社社長。
 S社は、事務機販売やメンテナンスを主軸にしている会社で、本社から半径20Km以内を主な商圏としている。
 少ない商品で、広い商圏を確保するのは大企業。なぜなら、商品が少なければ、だれでも商品知識を覚えられるから。
 中小企業は、狭い商圏で、勉強して多くの商品知識を蓄え、多くの関連商品を扱うほうが良い。その商圏範囲が半径20kmということらしい。

 また、『甘え』とはどういうことかの質問に、
「甘えとは、自分の仕事の枠を自分で決めて、そこに安住して、自分はちゃんとやっているという顔をしている。」
ということ。
 求める会社像は、「社員一人ひとりの『生き抜く力』を引き出す会社」ということで、『生き抜く』とはどういうことかの質問に、
「生き抜くとは、変化を創り出すことだ。」
と答えられた。

 他にも多くのことを学ばせて頂いたが、長くなるので、倉敷支部例会からは、これくらいにしておく。


 木曜日は、津山支部例会があったが、この日は居酒屋での勉強会を約束していた。
 居酒屋勉強会には、建築業の方がいて、映画『火天の城』の話から、日本建築や宮大工のこと、火天の城に登場する岡部又右衛門のことなどが話題がでた。


 金曜日は、岡山同友会のT運輸、K社長の報告。
 若い社長さんだが、倒産を経験され、現在の会社はゼロどころかマイナスからの出発で、運送業でありながらこの不況時に業績をよく伸ばしている。K社長からも、多くのことを学ばせていただいたが、その一部を記述すると、

 ・頼まれ事は試され事。
 ・できない理由を言わない。
 ・会社が潰れる時は、必ず社長から潰れる。
 ・倒産防止3箇条
  1.神社への参拝 
  2.目の前の人を喜ばす
  3.魅力を付けていく

 1.の神社への参拝は、神社には鏡が置いてあって、「かがみ」の「が」を抜けば「かみ」になる。つまり我を抜けば神になるということで、我を抜くと言うことらしい。

 また、『やる気があれば乗り越えられる』と言われた所や、最初は社員の気持ちを考えずに働かせていたが、学ぶに従って社員を大切にするようになった所などは、東備支部例会のS社長にも共通するところである。


 少々長いブログとなった。
 同友会例会は、ほとんどが身近に感じる人の報告であるが、学ぶことは多い。
 会員の一人ひとりは辞書の1頁である。

映画鑑賞「火天の城」

2009/09/14 社長ブログ

 昨日、久しぶりに映画館へ行った。
 映画の題名は「火天の城」で、安土城の建設を舞台に、西田敏行が演じる宮大工「岡部又右衛門」が、周囲の人々と一致団結して、五層七階の巨大な城を造るというビジョンに向かって、難題を克服しながら、安土城を完成させる物語だ。
 題名から、最後は安土城の天守閣が燃えるのかなと思っていたが、感動的に完成した所で終わりだった。
 心に残った場面は多くあったが、その一つを紹介すると、

 工事の総棟梁は、指図(設計図)争いで決めることになった。
 信長は、キリシタンの大聖堂のような吹き抜けを望んだ。
 他の番匠たちは信長が望む通り吹き抜けにしたが、岡部又右衛門は吹き抜けにしなかった。
 信長は激怒したが、岡部又右衛門は、
「吹き抜けにしなかったのは、天守に住まわれる信長様のお命を守るため。吹き抜けを造ると、これが火の通り道となって火の回りが速い。」
と言った。
 信長は心を動かされ、岡部又右衛門は、総棟梁に任ぜられた。
 これは、
「お客様の好むものを売るな、お客様のためになるものを売れ。」
という、商売戦術訓に通じるものだと思う。

 他にも、木組みは人組として、職人一人ひとりを大切にして、心をひとつにしていく所など、経営的視点からみても、技術者としての視点から見ても、勉強になった映画であったし、物語としても感動的だった。

全地連「技術e-フォーラム2009」松江

2009/09/11 社長ブログ

 9月10日、11日の2日間、全国地質調査業協会連合会が主催する全国大会 「技術e-フォーラム2009」が、島根県松江市で開催された。
 今回のメインテーマは、「地域再生への取り組みー地質調査の役割ー」で、このシンポジュウムが10日の13時より開催されていたので、これに参加した。
 同じ時間帯に技術発表会が行われていたが、こちらの方は受付でいただいたCD-ROM版講演集等の資料で、帰岡後勉強させていただくことにする。
 シンポジュウム会場では、最初に国土交通省中国地方整備局の方より「地域再生プロジェクト」と題する基調講演があった。
 続いて、「ジオパーク活動を通じた地域起こし」というテーマで、4人のパネラーによるパネルディスカッションが、16時まで行われた。
 コーディネーターは大阪市立大学准教授、パネラーは隠岐の島町教育委員会や地質調査業協会会員等の方々で、産官学一体となってジオパーク活動を通じた地域起こしの取り組みや問題点について、熱心なディスカッションが行われた。
 ちなみにジオパークとは、地域固有の地質や地理、生態系、歴史・文化などありのままの地域資源を素材として整備する”地球と人間のかかわり”をモチーフとした市民公園のことだ。(日本ジオパーク・モデル化研究会HPより)
 シンポジュウムの後、「地質リスク学会の設立記念講演」が行われたが、こちらは中座して、展示会場へ向かった。
 展示会場には、地質調査や土石流災害防止に関する機器などが展示されていた。
 自社の業務に生かせるものや、新商品開発に役立つものは何かないないだろうかと、各ブースを見て回り、商品説明を聞きながらカタログや会社案内をたくさん頂いた。
 今回のフォーラム参加を機会に、『地域起こし』と『自然環境を生かすこと』と『自社の地質に関する技術・知識』の合致点について模索してみたい。