派遣社員の契約打ち切りが社会問題として報道されている。
当社でも、かつて2名の派遣社員を利用していたが、今年の春に、1名の派遣社員の契約更新をせずに打ち切り、もう1名は派遣会社と交渉して、当社社員として雇用した。
派遣として働いている人が、みんな正社員を望んでいるわけではない。
派遣の方が精神的に束縛されないからいいという人もいた。
派遣社員は短期雇用が前提で、会社と派遣労働者との都合が合えば契約更新を続けていくし、都合が合わなくなれば契約を打ち切るというのは、当然の利用の仕方だと思う。
ただ、正社員として定職につきたいが、派遣社員としてでないと仕事が見つからないとすれば、ここに問題があると思う。
それに会社としても、正社員の産休の間だけというような臨時の利用の仕方ではなく、都合が悪くなればいつでも切ればいいというような考えで、派遣社員を雇用調整として長期間利用し、景気が悪くなれば一方的に契約解除してしまうとすれば、ここにも問題があると思う。
やむを得ず雇用調整で倒産の危機を回避しなければならない場合もあるとは思う。
しかし、人を中心とした経営ということを考えれば、雇用調整で好不況の波を乗り切るのではなく、常に安定した雇用を図り、不況がくれば社員全員の力を合わせて市場を創造していくと共に、経費の削減や業務の効率化を推進していくような経営を目指したい。
人材派遣の利用
2008/12/09 社長ブログ