倉敷の夜

2009/12/10 社長ブログ

 昨日、岡山県中小企業家同友会倉敷支部の例会に出席するために、JRで倉敷市へ行った。
 高島駅を17時33分発の電車に乗り、倉敷駅に着いたのは18時5分。
 倉敷駅から徒歩で、会場のホテル日航倉敷に向かった。
 小雨が降っていたので、アーケードのある商店街を通ったが、ほとんどシャッターは閉まっていて、人通りもかなり少ない。
 少し道に迷って、18時20分ごろ会場に到着した。

 例会の講師は、阪南大学の桜田教授で、演題は「どうなる?地域の金融と中小企業」。
 2009年中間決算にみる経済・経営状況や倉敷地域の経済状況、地域金融機関が果たす役割などを解りやすく講演してくださった。
 講演から、大企業でも多くの企業が赤字決算であるが、増収増益の企業は自社の強みを活かした工夫をしているように思った。
 また、実体経済は世界的な金融危機の影響によって急速に冷え込んでいる。
 未だ需要の回復が見込めないなか、中小企業の資金繰りは依然として厳しい状態が続いているが、金融機関は、経営再建計画を作成してこれに取り組んでいる企業に関しては、支援していく姿勢のようだ。

 講演は、20時頃終わり20時20分から懇親会が始まった。
 私は、帰りの電車の都合で21時15分頃まで参加して、会場を後にした。
 倉敷駅までの路上に人影はまばらで、不景気を感じさせる。
 歩道橋を渡っている時、前を歩いている人のジーンズに「倉敷」の大きな文字が見えた。倉敷の街を愛し、倉敷の市民として誇りを持っている人なんだろうなと思った。
 景気の回復ばかり期待していても仕方がないが、早く活き活きとした地域が蘇ってほしいと思う。