「連鎖倒産懸念消えず」、昨日の山陽新聞朝刊の穴吹工務店倒産に関連する記事の見出しである。
穴吹工務店は、数年前までは優良企業のイメージを私は持っていたが、倒産するときはあっという間だという印象を受けた。
時代の変化に対応できなかった結果だろうと思う。
山陽新聞によると、同社への債権を有する企業は2千社を超え、中小の下請け業者も多く、連鎖倒産の懸念は消えていない。香川県内では、穴吹工務店との取引が売上高の3~5割を占める企業が少なくとも10社あるという。
会社が倒産すれば、社会的に大きな迷惑をかける。
会社を倒産させないというのも、経営者の大きな社会的責任のひとつだ。
企業の規模に関係なく、たとえ細々とでも利益をだし社会に貢献して、存続し続けている企業の経営者は立派だと、倒産の情報を見るたびに思う。
好不況に関係なく、まず目指すのは事業の拡大ではなく、強靭な経営体質だ。
連鎖倒産懸念消えず
2009/12/13 社長ブログ