先週、朝青龍が引退した。
相撲界のことはよく分からないが、日本の国技である相撲界の作法とか礼儀、品格を重んじる文化に、朝青龍がついていけなかったのだろうと思う。
また、日本相撲協会も、そんな朝青龍の振る舞いが、許せなかったのだろう。
これが、文化の違うレスリングだったら、引退というところまで行かなかったかも知れない。
朝青龍の引退後の記者会見で、
「品格というけれど、土俵に上がれば鬼にもなる。」
と言った。これは業界によっては評価されることだと思うが、相撲界では強さに品格が備わっていることが重要だということだと思う。
相撲界の、まだ29歳の若者の社員教育ができていなかった不幸だとも言える。
教育不足で、あれだけの力量がある力士を追放せざるを得ない状況になったという感じで、惜しいと思う。
やはり、どんな業界でも、技術等の実務だけを重視して教育するではなく、その業界や会社の文化やビジネスマナー等の教育、或いは人間として学びあうことは、とても大切だと改めて思うと共に、教育の難しさも感じた朝青龍の引退であった。
文化の違いと教育
2010/02/08 社長ブログ