岩中君という小学校5年生からの友人がいる。
岩中君は、学校卒業後配管工をしていたが、時々ボーリング調査の仕事を手伝ってもらっていた。
もう35年ほど前のことである。
春先の体がだるくなるような疲れを感じる日、私の動きが怠慢になると、一緒に仕事をしていた岩中君が、
「がんばれ、がんばれ。」
と励ましてくれていた。
岩中君は、40歳になった年の暮れに亡くなった。
それから20年の年月が流れた。
ところが最近、岩中君のニコニコした顔が頭に浮かび、
「頑張れ、頑張れ。」
と、声は聞こえないが、そう言っているように感じることがある。
「がんばれ、がんばれ」の声を感じたとき、体に力が漲ってくるような気がする。
たぶん、天国で励ましてくれているのだろうと思う。
友人の励まし
2010/06/08 社長ブログ