シャンクとは、ゴルフクラブの打球面とシャフトをつないでいる接合部分で、ボールを打った時ここが当たって極端に右方向へ行くこともシャンクという。
数年前から、グリーンまわりのアプローチで時々シャンクがでていた。
シャンクがでだすと、グリーンの手前50ヤード以内の花道からでも、バンカーに入ったり、OBになったりすることもあり、スコアはガタガタになる。
ゴルフの手引書などでシャンクの原因をいろいろ調べたが、自分に当てはまる原因は見つからなかった。
しかし、先日ふっとしたことから、その原因がグリップにあることに気づいた。
グリーン回りで距離感をだそうとして、右の手のひらが斜め上を向くようなグリップ(極端なストロンググリップ)になり、腕は少し曲がっていた。
これが打球の時には腕が普通の状態に伸びるため、クラブのヘッドが前へ出てシャンクとなっていたようだ。
これを構える時、手のひらが目標方向へ向くグリップ(スクウェアグリップ)にし、右腕が曲がらないようにしてからは、シャンクはでなくなった。
苦手ではなかったアプローチが不調になった原因はグリップにあった。
不調の原因は知らず知らずのうちに自分でつくり、それになかなか気づかないのは仕事や人間関係などでも同じかも知れない。
お知らせ
シャンク
同友会大学開校
昨日、岡山県中小企業家同友会の第22期同友会大学が開校された。
開校式の後は、名古屋大学の植田教授の講義で、テーマは「生きること、働くこと、学ぶこと」~教育とは何か~。
いろいろと学びや気づきの多い講義であった。
「大学へ入る時に死ぬほど勉強してきたのだから、大学へ入ってまで勉強したくない」という学生もいるそうで、苦痛と学びが同じところにあることもあるようだ。
学ぶことの先には、働くこと、人間らしく生きるということがある。
ところが、人間らしく生きることがあやしくなっているようだ。
ヒトは教育、学習によって人間になっていく。
学ぶことは、明日の自分を作っていく。
教育は人格の完成、人間的自立をめざす。
人間らしく生きていくために、教育や学ぶことの本質を見失わないようにしなければならないと思った。
いきつけの薬局屋さん閉店
今日でいきつけの薬局屋さんが店を閉めた。
店のおやじさんは、店をやめる理由を言われなかったが、私の勝手な想像では、近くにできた大手のドラッグストアの影響をうけたのだろうと思う。
数年前は、よく行っていた個人の酒屋さんが相次いで店を閉めた。
この時は、スーパーやコンビニでお酒の販売を始めたことによるものらしい。
店へ入って、そこのおやじさんやおかみさんと、世間話などをしながら買い物をする。
そんな店が次第になくなっていくのは、地域の連帯感が少なくなっていくような気がして寂しい気がする。
今年の外部環境を振り返って
平成24年も残りわずかとなった。尖閣問題による中国との関係悪化や欧州債務危機など、今年も外部環境に不安を感じることが多い年であったと思う。
岡山県中小企業家同友会の景況調査によると、売上・利益のDI指数が、2012年9月の調査では同年3月より低下しており、景況感の低下が感じられる。
来年は中小企業金融円滑化法の期限切れもあり、中小企業の経営環境がさらに悪化していくことが懸念される。
さらに、今年は消費税増税法案が成立しており、消費税増税前の駆け込み需要は期待できるが、増税後の落ち込みは避けられないと思う。
以上、今年の外部環境を振り返ると不安要素が目立つが、10月には岡山県知事選挙があり伊原木氏が新知事となった。また、12月にはTPPや脱原発、景気対策などを論点とした衆議院選挙があり、政権は民主党から自民党へ移った。
来年は、政治の面から外部環境の好転を期待したいところだが、外部環境の変化に身を任せていたら淘汰されるのを待つだけになり兼ねない。
厳しい時代に中小企業が経営を維持し発展させていくには、各社の強みを活かし、明確な経営の指針を基にしたオンリーワン経営を構築し、地域になくてはならない企業をめざしていくことが大切だと思う。
弊社では、地質に関する技術力を活かし、安心で経済的な基礎工法や地盤対策の提案力をさらに強化していくと共に、来年は他社と共同で開発している小規模建築物の地盤改良工法を商品化し、この普及にも力をいれていく方針だ。
勤労できることに感謝する日
勤労感謝の日の今日も数人の社員が出社している。
今日ぐらいは休んでもらいたいが、お客様が仕事をくだされば断って休むわけにはいかないといったところらしい。
今日も元気に働いている社員に感謝、そして仕事をくださったお客様に感謝だ。
勤労感謝の日は、もともとは新嘗祭といって五穀の収穫を祝う日であったらしい。
会社でいえば、社員みんながよく働いたおかげで利益をだし、お互いの生活を守ることができたと、感謝しあう日だろう。
勤労できることに感謝しながら、今日も仕事をしようと思う。
第36期経営指針発表会
当社では、新しい決算期が始まる9月の第一土曜日に、経営指針の発表会を実施している。
この日は、協力業者の後継者の結婚式があって、招待してくださったが丁寧にお断りさせていただいた。
それほど会社にとって大切な9月の第一土曜日である。
プログラムは例年通り、経営指針書の本文と全社目標を私が発表し、続いて部門目標を各部門長が発表し、そのあと各社員に個人目標を発表してもらった。
今年度の最重点課題は『付加価値を高める』である。
目標達成にむけて、当社のコアである『地質に関する技術』にこだわりを持ち、追究し、掘り下げて、付加価値を高めていこうと思う。
工事部門では、前年度は新工法の開発に携わった。地盤改良で悪影響を及ぼしやすい腐植土とかの影響を受けず、品質のバラつきが極めて少ない画期的な工法である。
今年度は、この工法の普及にも力をいれていき、『日本の大地に安心を』というブランドアイデンティティを推進していきたい。
終戦の月から思うこと
8月は、原爆の日や終戦記念日があって、戦争について考えさせられることが多い。
我々の世代の親は、たいてい戦争体験者で、父母や先生たちから、戦争について体験談を直に話を聞かされて育ってきた。
私の父は、整備兵として徴兵される前に終戦となったが、岡山市が空襲にあった時の話などは時々していた。
義父は海軍で、乗っていた船が潜水艦に撃沈されて、漂流しているところを日本の潜水艦に助けられたとか、呉の空襲は激しかったという話などをよく聞かせてもらった。
二度と繰り返したくない悲惨な戦争であるが、親の世代の話は悲惨な話は少なく、むしろ勇ましい話の方が多かったように思う。
義父は、
「自分は戦争では死ぬ気がしなかったが、死を恐れビクビクしていたものはたいてい戦死している。」
と言っていた。
やはり、『気』が大切だということだろうか。
広島や長崎の原爆の記録映像をみると、瀕死の日本に原爆を落としたアメリカに怒りを感じるが、負けるような戦争、原爆を落とされるような戦争をした当時の日本政府にも腹立たしい思いがある。
太平洋戦争の歴史や体験談を読んでいると、勝敗の分水嶺となったミッドウェイ海戦で敗北したのは、日本軍の油断によるものらしい。
「真珠湾攻撃の時は、集結するまで我々軍人にも知らされていなかったが、ミッドウェイの時は、料亭の女将まで知っていた。」
という体験談もある。それまでの連戦連勝で、油断やおごりがあったと思う。
話は違うが、福島の原発事故も油断だと思う。
『日本は戦争に負けない』『原発は安全だ』という神話が作られ、怠慢になっていたと言わざるを得ない。
日本人は勤勉で優秀な国民だと思うが、たまに大ポカをするところがあるのだろうか。
気をつけるべし。
真夏のゴルフ
夏真っ盛りの7月第5日曜日、久しぶりのゴルフである。
朝から蒸し暑く、
『今日みたいな日は、ゴルフより海水浴の方がいいかなあ。』
などと思いながら出かけた。
バテバテは覚悟の上である。
暑いなあと思いながらやると、集中力が鈍るせいか、アプローチ、パットが決まらない。
これではいけない、と気合を入れる。
3ホール目ぐらいになると暑さになれたせいか、暑さが苦にならなくなってきた。
昔はすべて歩いてラウンドしていたが、今はカートを使用していることもあって、真夏にしては体力の消耗は感じない。
スコアはまずまずであった。
猛暑とか、雨とかの過酷な天候の日のゴルフは、自然をそのまま受け入れて楽しむことのできる、精神の修行みたいなものだと思った。
ラウンド終了後、風呂へ入って汗を流す。
爽快な気分だ。
猛暑の日のゴルフもこれまた楽し。
ただし、熱中症には要注意である。
消費増税
消費増税法案が衆議院を通過した。
消費税は、受注先や消費者から預かり、そこから仕入れ先等に支払った消費税分を差し引いて、消費税として納税するから、企業の負担はないということになる。
しかし、現実は中小零細企業にとって、消費増税はかなりの負担となるところが多いのではなかろうか。
消費増税が実施されるまでは一時的に需要が増えることが、増税後は一気に需要が落ち込むことが予想される。そこをどう乗り切るかが多くの中小企業にとっての課題である。
また、優位な業者が、増税分を下請業者等劣位な業者に負担を強いることも懸念され、これに対する行政の監視、指導、或いは法的な規制が望まれる。
増税するからには、公約通り福祉関係を充実させ、貯蓄に頼らなくても国民が安心して暮らせる社会を実現していただきたい。
収入を全部納税や消費に使っても、不安なく暮らせるほど福祉が充実した社会になれば、それはそれで良い世の中だと思う。
魚の骨
今日は、倫理法人会の倫理経営講演会に出席し、午後9時過ぎに帰宅した。
昼からなにも食べていないので、お腹が空いていた。
夕食のブリの煮つけの身を、箸で大きくつまんで口に入れ、飲み込んだ。
すると、のどに骨がひっかかった。
なかなかとれない。
女房はごはんをまる飲みしろと言うが、ごはんをまる飲みしたぐらいではとれそうにない。
サバの骨は以前にものどに引っ掛ったことがあるので、用心するがブリには小骨が少ないのと、お腹が空いていることもあって油断した。
「耳鼻科へ行かなくてはならないかも」
と思いながら、洗面所でうがいをしながらゴホゴホやっているうちに、なんとか引っ掛った骨を吐き出すことができた。
長さが3cmほどあった。
お腹が空いているからといって、ブリはのどに引っ掛るような骨はないだろうと思って、いきなり飲み込むと危険なのが身に染みて分かった。
安心だと勝手に思い込んで、用心もせず、いきなり飲み込むとろくなことにならないことがあるのは、仕事や他のことでも言えるのかも知れない。