明日は、久しぶりに社外で、地質に関する講師をさせていただく。
日頃、技術的な実務から遠のいていた私には、地質に関する知識を思い出したり、勉強したりするするいい機会である。
今年度は、社外セミナーを積極的に行うよう方針づけ、社員にも講師の機会を多く与えていきたい。
これが、顧客にとっても、社員にとっても、会社にとってもいい方向にプラスになると思う。
下は現在岡山平野が位置する所の約6000年前の様子。
当時は海面が現在よりも高く、岡山平野のほとんどは吉備の穴海と呼ばれる海であった。
お知らせ
社外研修
新商品・新サービス開発
今日は早くも木曜日。今週になってブログを全然書いていないのに気づいた。
今週は、経営指針発表会準備のため、ためてしまっていた諸々の仕事の処理と、新商品・新サービス開発の構想を考えていた。
新商品・新サービス開発。今期経営計画の一つである。
どんな商品でも長さの差はあれ寿命はあるといわれている。
新商品開発や人材育成は、常にやり続ける必要がある。
時代の変化が著しい近年では特に必要なことだと思う。
現在の商品・サービスが行き詰まってからではもう遅い。
経営指針社内発表会
本日、経営指針の社内発表会を行った。
お客様は顧問税理士事務所のM所長と当社担当のS氏。
最初に私が、経営指針の本文である経営理念、経営方針・戦略、経営計画を90分発表した。
この後、M所長から「家が傾く原因が地盤の内部にあるのと同様に、会社が傾くのも会社の内部に原因がある場合が多い。この経営指針書を柱として、強靱な企業体質を作っていただきたい。また、目標は目的を達成するまでの通過点である。目標は必ず達成しなければならない。」とのお言葉をいただき、他の顧問先でも経営指針発表会に招かれているからということで、退出された。
この後、副社長から32期部門目標設定アウトラインの説明があり、各部門長と部員から、部門目標個人目標の発表を、質問をうけながらひとり約10分間づつで、16時まで行った。
この後S氏は、「この会社は優秀な方が揃っている。だから、もう少し利益がでてもいいはずだ。今期はコストを常に意識して、目標の利益を達成するように。」との感想と意見を述べられ、お帰りになられた。
今期の経営指針書は、かなり科学的に掘り下げたものになった。
科学的な運営を行い、全員で目標を達成して、ビジョンへ向けて、一歩前進したい。
首相の退陣
昨日の夜から、マスコミは福田首相の退陣を大きく取り上げている。
私は政治評論家ではないから、このことをどうこう言う気はないが、「組織が大きくなるほど、無責任と感じられるようなやめ方ができるのかな」 と思ったりもする。
大企業でも「責任を取ってやめます。」で済まされてしまう場合が多いのではないだろうか。
勇退ならともかく、会社がうまくいかなくなってやめる場合、中小企業では,後継者や金融機関との問題等もあって、こうは行かない場合がほとんどであろう。
働くことが人生そのものであることには、組織の大きさは関係ないと思うが、いざとなれば、中小企業の経営者の方が失うものが大きい。
だからという訳ではないが「終わりよければすべて良し」ということで、自社を盤石な状態にして、勇退することを目指している。
経営指針の浸透
昨日、同友会経営指針成文化セミナー第21期 第1講があり、報告者(講師)を務めさせていただいた。
セミナーのなかで、経営指針の浸透についての質問があった。
経営指針を作成したけれど、なかなか社内に浸透しないという悩みは多い。
当社でも、「最近ようやく社内に浸透してきたかな」と思われる状態である。
経営指針は、経営理念、経営方針・戦略、経営計画で構成されている。
「何のために経営しているのか」、「どんな会社を目指すのか」、「何のための会社か」等を明らかにしたのが、経営理念だといえる。
この経営理念に向かっていくために、方針・戦略を考え、経営計画をたて、これをまとめたのが経営指針である。
経営指針書を、会社を発展させることによって、みんなで豊かになっていく道具として使っていくようにすれば、あえて浸透ということは意識しなくてもよいのではないだろうか。
なお、経営理念は会社の目指すべき方向や基本的な考え方に通じるので、社員が理解し、浸透していくことが必要がある。
経営理念の浸透にあたっては、まず自分自身に浸透しているかどうか、つまり経営者が、心から経営理念を理解して行動しているかどうかが重要だと思う。
深く考えず、耳障りのいい言葉を並べただけの理念では、たとえ立派な経営理念でも、自分自身に理念が浸透するのに時間がかかることもあると思う。
合同企業説明会
今日は、午後13時半から岡山県中小企業家同友会の合同企業説明会が催された。
原則として、来年の卒業生を対象とした説明会だがすでに社会人として経験された方もいらっしゃった。
今年4回目の説明会であるが、今年一番学生の参加者が多かったように思う。
当社のブースに面談にこられた求職の方々には、地質調査の種類や方法、その他の業務内容を説明したが、質問は少なかった。
前回までは、地質に関する仕事がしたい、とかいうように自分がやりたい仕事が明確になっていた方が多かったように思うが、今回はそれが感じられなかった。
自分が本当にやりたいこと。これを見つけることが難しい人も多いと思うが、自分にあう仕事かどうか、経営者の考え方、そしてこの会社へ入って自分がどのように成長していけるのか、ということも考慮して就職先を選定してはどうだろうか。
そんなアドバイスを次回、機会があったらしてみようと思う。
本屋さんと、かわいそうなぞうの話
先日の土曜日、自宅の近くに書店がオープンした。
本好きの私はさっそく歩いてでかけた。場所は以前スーパーマーケットであった所だが、店内はきれいに改装され、比較的ゆったりとしたスペースに書籍や文具が並べられていた。当然ながら各書籍などは新しくて気持ちがいい。
この時は、「岡山の岩石」と「科学者の9割は『地球温暖化』CO2犯人説はウソだと知っている」という本を買って帰った。内容については、後日紹介させていただきたいと思う。
その後も、家族を本屋の隣りのスーパーマーケットに連れて行って、買い物をしている間に私だけこの本屋さんに行ったり、子供に誘われたりなどで、土日だけで5回も行き、7冊の本を購入した。
最後に行った日曜日の夜、なにげなく手にした「二時間目 国語」という本を開くと、以前評論家の秋山ちえ子さんが、ラジオの番組で毎年終戦記念日に朗読していた「かわいそうなぞう」の話が載っていた。
「わいそうなぞう」
知っている方も多いと思うが、かわいそうなぞうの話を簡単に述べると、
戦時中上野動物園で、爆弾が落ちて動物たちが檻から逃げて街で暴れたら大変だからということで、毒で殺すことになった。しかし利口な象は毒を入れた餌は食べない。毒を注射しようにも皮が硬くて針が通らない。そこで、餌をやらずに餓死させることになった。餌をもらえない象はげっそりやせこけた。
いままで自分の子供のようにかわいがってきた象係は、
「ああ、かわいそうに。かわいそうに。」と檻のまえをうろうろするばかり。
すると、象がひょろひょろと体を起こして、象係の前で餌をもらおうと芸当を始めた。しなびた体じゅうの力をふりしぼって、後足で立ち上がったり、鼻を高く上げてばんざいをしたりして芸当をして見せた。
ついに我慢できなくなった象係は象に餌をやるが、象はやがて動けなくなる。
ある日、象は檻にもたれながら鼻を高くのばして万歳の芸当をしたままとうとう死んでしまった。
「象が死んだあ。象がしんだあ。」
象係は叫びながら、事務所に飛び込み、机を叩きながら泣きふした。
みんな象の檻にかけ集まって、象のからだにとりすがり、おいおいと声をあげて泣いた。
その頭の上を、爆弾をつんだ敵の飛行機が東京の空にせめよせてきた。
どの人も、象に抱きついたまま、こぶしを振り上げて
「戦争をやめろ。」
「戦争をやめてくれえ。やめてくれえ。」
と叫んだ。
という話である。
動物が好きな私は、立ち読みしながら涙が出そうになった。また、戦争の空しさ、残酷さをあらためて感じた。
ちなみに、この本も買って帰った。
この本には、このほかにも心に染みる話がたくさん載っている。
地元企業優先で購入
報告書に添付するCDに、直接件名等を印刷するために、インクジェットプリンターを注文した。
事務用品とかを扱っている大手の通信販売業者からでも手軽に購入できるが、できるだけ地元の中小企業から購入しようと、10年以上前から知っている事務機店に問い合わせをした。
すると、各メーカーの価格や機能、それに各機種の長所や短所を調べて提案してくれた。購入を考えてた機種には、教えてくれなければ、あとで後悔すると思われる短所もあった。
中小企業が大手に負けないためには、地元密着型で顧客の立場で考えたきめ細かい気配り、サービスが欠かせないと思った。
お盆休みも明けて
お盆休みは、13日にお墓参り、14日にゴルフに行き、15日~17日の3日間は、家でテレビでオリンピックを見たり、高校野球を見たり、本を読んだり、缶ビールを飲んで昼寝をしたりして過ごした。
極楽のような日々だったが、これもたまにだからいい。毎日こんな生活をしていたら、健康を害するし、それに精神的にもじっとしていられなくなるだろう。
長い連休が終わって、会社にでるとマンションの分譲販売などを行っている上場企業が倒産したとのFAXが入っていた。このところかなり企業の倒産が増えていると思われる。
お盆休みに読んだ「日本でいちばん大切にしたい会社」という本に、
「経営がうまくいかない原因の99.9%は会社の内部にあると考えている。社員、外注先、顧客、地域、株主・出資者等を幸せにしようという意識が欠落している企業がうまくいかなくなる。」
といったようなことが書かれていた。同感である。
好況だから人を増やし、不況になると人を減らすという経営では、人を大切にしている経営とはいえない。
会社の目的は、儲けて大きくすることではなく、会社を取り巻く人々が幸せになることである、とあらためて思う。
「企業としてぶれない視点を持ち、会社を継続させることが企業の社会的使命である」というようなことも「日本でいちばん大切にしたい会社」に書かれていた。
このことも、倒産した会社を見ると、尤もだと思う。
ただいま経営指針書作成中
毎年この時期になると、来期の経営指針書作成に本腰を入れる。
今期の反省と来期の年度方針、数値目標の設定を決める。
今期は、売上は伸びたが、原材料の値上がり等も影響して、粗利がこれに伴っていない。価格競争に巻き込まれていることもある。
「日本でいちばん大切にしたい会社」という本の中で、「敵をつくらない」ということを方針のひとつとして掲げ、48年間増収増益の会社が紹介されていた。これはオンリーワンを目指すということである。
オンリーワン、自社だけの商品、サービスが価格競争に巻き込まれないためには必要なことであることはずっと前からいわれてきたが、これを実行しようと思えば、なかなか難しい。
来期こそは、自社の特色や強みを見直して、当社だからできる商品、サービスをお客様に提供したい。
経営指針に戻るが、経営指針は経営理念、経営方針・戦略、経営計画からなるもので、会社経営の軸となるものである。経営指針がないと全社の力や資源を生かした経営は難しいと思う。
経営指針は経営の羅針盤であるともいわれている。