岡山県中小企業家同友会では、豊かな人間性に裏打ちされた知識と感性を持った人材を育てようと社員教育にも力を入れている。
昨日、その一環として行われる教育講演会の実行委員会があった。
本年度の教育講演会開催日は11月14日、講師はノートルダム清心学園 理事長 渡辺和子氏を予定している。
渡辺理事長の講演は、テープで一度聴かせていただいたことがある。
「相手を『許せない』ということは、『恨めしや~』という幽霊のような生き方で、私はそんな生き方はしたくない。許した時に自由な生き方ができる。」
とか、
「神様の前でお賽銭をあげて、『家内安全 商売繁盛』と願い事をする。まるで自動販売機。でも神様はその人が望むものではなく、その人に必要な物を与えてくださる。お金を入れてビールのボタンを押しても烏龍茶がでてくるかもしれない。その時その人には烏龍茶が必要なのだから、与えられたものをありがたくいただくことが大切だ。」
ということ等、ひとつのテープで多くのことを学ばせていただいた。
今から講演会が楽しみである。
お知らせ
教育講演会
四国が梅雨明け
四国の梅雨明けが発表された。例年より13日早いそうだ。
こうも早く梅雨が明けると、香川県の水不足が気になって、インターネットで早明浦ダムを検索してみると、貯水率100%となっていた。
空梅雨ではなかったということだろう。
今年は猛暑が長く続きそうなので、体調管理には十分気をつけたい。
また、暑さによる気の緩みからくる交通事故や現場での事故も心配なので、注意を徹底したい。
暑く長くなりそうな今年の夏を、気を入れて楽しみたい。
原油・穀物の値上げの影響
穀物の値上げの影響は実感としてはやや感じている程度。
原油高の方は、車の燃料代がひびいているが、まだ自社としては深刻ではない。
ずっと昔は、自動車に乗ることは贅沢なことだったし、エンゲル係数(家計の支出に占める食費の割合)も高かった。
贅沢をせず、不便でも車をできるだけ使わなければ、今回の事態は個人としては、乗り切ることができる。
車を使わなければ自然環境にもよいし、昔の日本の生活に戻るだけ。
でも、みんなが節約すれば景気はますます悪くなる。
運送業や漁業等、原油の値上げが直接影響される業界では死活問題となっている。
社会情勢や自社をとりまく経営環境も不安である
後は政治に期待するしかないのだろうか。
全国安全週間
7月1日~7月7日は、全国安全週間 スロガーンは、
「トップが率先 みんなが実行 つみ取ろう職場の危険」
ということで、私も自社の安全パトロールに参加してきた。
地質調査の現場と地盤改良工の現場を巡回し、危険箇所や機械や備品に不具合な所があるかどうかを詳細にチェックしたが、今回は大きな指摘事項は見あたらなかった。
これで安心することなく、スローガンの通り、職場の危険をつみ取ると共に、安全への意識づけを継続して実施していこうと思う。
下の写真は、チェックが終わって、喫煙場での休憩。
今日から7月 燃料値上げ
テレビ報道番組やワイドショーで、燃料の値上げが報じられている。
ガソリンが高くなったために、エコ運転やできるだけマイカーに乗らないようにすることは、CO2の削減になり地球温暖化対策には好ましいことであるが、経済面ではひっ迫した状態になっている。
中学生の時、理科の先生が「石油はあと30年ぐらいしかもたないだろうと。その後はたぶん原子力の時代が一時的に来るだろう。」と言われていたのを思い出す。
あれから40年以上たったが、新しい油田が開発されて石油は当時より多く使われている。
次が原子力の時代かどうかは分からないが、国や企業はもっと早く化石燃料から脱却した社会を目指すべきであったと思う。
足もとに火がつくか、環境が変わらないと本気で取り組めないのは、自分だけではないということであろうか。
同友会役員研修会
中小企業家同友会の役員研修会が6月28日、29日と一泊で吉備高原リゾートホテルであった。
内容はいろいろで奥深かったが、改めて学んだことは、
地域の活性化とは、暮らしが豊かで安定していることが確率されていること。
少なくとも、経済的な理由でふるさとを去る人がいないようにしなければならない。
そのためには、地域で雇用を確保していくことが重要である。
企業の発展には、経営指針が欠かせないが、経営指針書を手法として捉えるのではなく、生き様を表現したものであるとして、取り組まなければ全社に浸透しにくい。
中小企業家同友会が地域を変え、地域を支えられる存在となり、社会運動の中心となっていこう。
ということなどである。
夕食の後も研修会が行われたので、懇親会は22時前から。経営談義に話を咲かせ、床についたのは24時頃であった。
新工法協会設立総会
6月27日 地盤改良工法のひとつで柱状改良工法の新工法協会 設立総会が名古屋であり、出席してきた。
品質や従来の機械で施工できることによる経済性など、工法の特徴を理事長が力説された。
商売は、お客様の調達代理業。予定建物と地盤の状況、施工条件などにより、お客様の立場にたってより適した工法ほ採用していきたい。
自分の居場所
77才の高齢者が家族4人をハンマーでめった打ちにして殺すという惨い事件が起きた。
家族から邪魔者扱いされたから殺したという。
秋葉原事件も、世間から疎外されていると思い、孤独感からあのような行動に走ったらしい。
老人も若者も自分を安心して受け入れてくれる所、自分の居場所を失っているということだろうか。
市場原理主義の社会が、人々の心を壊しているのだろうか。
我が家はどうだろうかと振り返る。
自分の会社はどうだろうかと振り返る。
何のために会社があるかと考えれば、自分も含めて人々の幸せのためにある。
いくら利益がでても、心が壊れてはなんにもならない。
人があって会社がある。
一人ひとりの人格を尊重するということ、一人ひとりの居場所を守るということ、一人ひとりの心を思いやるということを大切にしようと改めて思う。
家族も社員も屋根に留まっている雀もみんな縁あって同じ時を過ごしている。
人間は人間らしく、よりよく生きることのできる世の中にしたいと思う。
経営指針書
本日、2008年度学卒者が就職活動として訪れた。
業務の内容等を説明した後、経営指針書を見せた。熱心に見て時々質問もしてくる。
本気で就職活動をしているようで、印象はよかった。
経営指針書は、経営理念、経営戦略、経営計画で構成されるものである。
当社では毎年決算期毎に作成し、全社員と金融機関に手渡している。
自社屋を建てるために融資を受けた時にも、この経営指針書が役だった。
「融資の審査をするから、経営計画書を作成してくださいとか言わなくても、この経営指針書を見れば経営計画は勿論、社長の取り組み姿勢や考え方、会社としての方向性までわかる。」
と好評だった。融資の決定も速かった。
今期もあと2ヶ月少々。来期の経営指針書作りに取り組む時期がせまっている。
次年度の方針、計画作成には、まず私が中心となって来期の全社目標、方針案をだす。
これを討議して最終決定し、これを受けて各部門で部門目標、方針を決定する。
さらに部門目標をうけて個人目標をたてる。自己啓発の目標もたてる。
先行き不透明の建設関連業界で、全員の力を結集して会社を維持、発展させていくには、経営指針書は今では欠かせないものとなっている。
人脈と自己啓発
今日の朝礼で、次長が、
「先日の勉強会のあと、異業種の人と居酒屋で交流した。そこで、
『同じように開業してもうまくいく人と、いかない人がいるのはなぜだろう』
という話題がでた。いろいろ話し合った結果、
『とりまきの違いが大きい』
ということになった。つまり、うまくいく人はよい人脈をもっているということ。
しかし、自分にプラスになる人と付き合おうと思ったら、自分が付き合ってもらえるような人間にならなくてはいけない。
自分が、人に良い影響を与えることができるような人物にならなければ、よい人脈を築くことはできない。自己啓発が大切だ。」
というようなあいさつをした。
もっともだと思う。