合同企業説明会
今日は、午後13時半から岡山県中小企業家同友会の合同企業説明会が催された。
原則として、来年の卒業生を対象とした説明会だがすでに社会人として経験された方もいらっしゃった。
今年4回目の説明会であるが、今年一番学生の参加者が多かったように思う。
当社のブースに面談にこられた求職の方々には、地質調査の種類や方法、その他の業務内容を説明したが、質問は少なかった。
前回までは、地質に関する仕事がしたい、とかいうように自分がやりたい仕事が明確になっていた方が多かったように思うが、今回はそれが感じられなかった。
自分が本当にやりたいこと。これを見つけることが難しい人も多いと思うが、自分にあう仕事かどうか、経営者の考え方、そしてこの会社へ入って自分がどのように成長していけるのか、ということも考慮して就職先を選定してはどうだろうか。
そんなアドバイスを次回、機会があったらしてみようと思う。
本屋さんと、かわいそうなぞうの話
先日の土曜日、自宅の近くに書店がオープンした。
本好きの私はさっそく歩いてでかけた。場所は以前スーパーマーケットであった所だが、店内はきれいに改装され、比較的ゆったりとしたスペースに書籍や文具が並べられていた。当然ながら各書籍などは新しくて気持ちがいい。
この時は、「岡山の岩石」と「科学者の9割は『地球温暖化』CO2犯人説はウソだと知っている」という本を買って帰った。内容については、後日紹介させていただきたいと思う。
その後も、家族を本屋の隣りのスーパーマーケットに連れて行って、買い物をしている間に私だけこの本屋さんに行ったり、子供に誘われたりなどで、土日だけで5回も行き、7冊の本を購入した。
最後に行った日曜日の夜、なにげなく手にした「二時間目 国語」という本を開くと、以前評論家の秋山ちえ子さんが、ラジオの番組で毎年終戦記念日に朗読していた「かわいそうなぞう」の話が載っていた。
「わいそうなぞう」
知っている方も多いと思うが、かわいそうなぞうの話を簡単に述べると、
戦時中上野動物園で、爆弾が落ちて動物たちが檻から逃げて街で暴れたら大変だからということで、毒で殺すことになった。しかし利口な象は毒を入れた餌は食べない。毒を注射しようにも皮が硬くて針が通らない。そこで、餌をやらずに餓死させることになった。餌をもらえない象はげっそりやせこけた。
いままで自分の子供のようにかわいがってきた象係は、
「ああ、かわいそうに。かわいそうに。」と檻のまえをうろうろするばかり。
すると、象がひょろひょろと体を起こして、象係の前で餌をもらおうと芸当を始めた。しなびた体じゅうの力をふりしぼって、後足で立ち上がったり、鼻を高く上げてばんざいをしたりして芸当をして見せた。
ついに我慢できなくなった象係は象に餌をやるが、象はやがて動けなくなる。
ある日、象は檻にもたれながら鼻を高くのばして万歳の芸当をしたままとうとう死んでしまった。
「象が死んだあ。象がしんだあ。」
象係は叫びながら、事務所に飛び込み、机を叩きながら泣きふした。
みんな象の檻にかけ集まって、象のからだにとりすがり、おいおいと声をあげて泣いた。
その頭の上を、爆弾をつんだ敵の飛行機が東京の空にせめよせてきた。
どの人も、象に抱きついたまま、こぶしを振り上げて
「戦争をやめろ。」
「戦争をやめてくれえ。やめてくれえ。」
と叫んだ。
という話である。
動物が好きな私は、立ち読みしながら涙が出そうになった。また、戦争の空しさ、残酷さをあらためて感じた。
ちなみに、この本も買って帰った。
この本には、このほかにも心に染みる話がたくさん載っている。
地元企業優先で購入
報告書に添付するCDに、直接件名等を印刷するために、インクジェットプリンターを注文した。
事務用品とかを扱っている大手の通信販売業者からでも手軽に購入できるが、できるだけ地元の中小企業から購入しようと、10年以上前から知っている事務機店に問い合わせをした。
すると、各メーカーの価格や機能、それに各機種の長所や短所を調べて提案してくれた。購入を考えてた機種には、教えてくれなければ、あとで後悔すると思われる短所もあった。
中小企業が大手に負けないためには、地元密着型で顧客の立場で考えたきめ細かい気配り、サービスが欠かせないと思った。
お盆休みも明けて
お盆休みは、13日にお墓参り、14日にゴルフに行き、15日~17日の3日間は、家でテレビでオリンピックを見たり、高校野球を見たり、本を読んだり、缶ビールを飲んで昼寝をしたりして過ごした。
極楽のような日々だったが、これもたまにだからいい。毎日こんな生活をしていたら、健康を害するし、それに精神的にもじっとしていられなくなるだろう。
長い連休が終わって、会社にでるとマンションの分譲販売などを行っている上場企業が倒産したとのFAXが入っていた。このところかなり企業の倒産が増えていると思われる。
お盆休みに読んだ「日本でいちばん大切にしたい会社」という本に、
「経営がうまくいかない原因の99.9%は会社の内部にあると考えている。社員、外注先、顧客、地域、株主・出資者等を幸せにしようという意識が欠落している企業がうまくいかなくなる。」
といったようなことが書かれていた。同感である。
好況だから人を増やし、不況になると人を減らすという経営では、人を大切にしている経営とはいえない。
会社の目的は、儲けて大きくすることではなく、会社を取り巻く人々が幸せになることである、とあらためて思う。
「企業としてぶれない視点を持ち、会社を継続させることが企業の社会的使命である」というようなことも「日本でいちばん大切にしたい会社」に書かれていた。
このことも、倒産した会社を見ると、尤もだと思う。
ただいま経営指針書作成中
毎年この時期になると、来期の経営指針書作成に本腰を入れる。
今期の反省と来期の年度方針、数値目標の設定を決める。
今期は、売上は伸びたが、原材料の値上がり等も影響して、粗利がこれに伴っていない。価格競争に巻き込まれていることもある。
「日本でいちばん大切にしたい会社」という本の中で、「敵をつくらない」ということを方針のひとつとして掲げ、48年間増収増益の会社が紹介されていた。これはオンリーワンを目指すということである。
オンリーワン、自社だけの商品、サービスが価格競争に巻き込まれないためには必要なことであることはずっと前からいわれてきたが、これを実行しようと思えば、なかなか難しい。
来期こそは、自社の特色や強みを見直して、当社だからできる商品、サービスをお客様に提供したい。
経営指針に戻るが、経営指針は経営理念、経営方針・戦略、経営計画からなるもので、会社経営の軸となるものである。経営指針がないと全社の力や資源を生かした経営は難しいと思う。
経営指針は経営の羅針盤であるともいわれている。
東京日帰り出張
8月7日 8時14分岡山駅発の新幹線で東京へ向かう。座席は3人掛けで隣には外国人と日本人の二人。話しているのは英語。
11時33分東京駅着。そのまま山手線で大塚駅まで行き下車。
非常に暑い。目的地である中同協事務所近くの食堂に入る。混んでいるので合席。昼定食(さばの味噌煮と讃岐うどんそれにご飯)を注文する。味はまあまあといったところだが、おかみさんは非常に愛想が良いので、また来ようかと思った。
12時50分頃中同協の会議室に入る。今日の会議は企業革プログラム検討プロジェクト会議。出席予定メンバーは14人だが、ほとんど揃っていた。
議題は、企業変革プログラムの成熟度診断最終版についてと、本編の内容と作成の進め方についてが主である。
議長から「世の中はまた不況に向かっていると言われている。以前バブルが崩壊して、不況になった時は、多くの同友会退会者がでた。今度はそのようなことがないよう、今取り組んでいる企業変革プログラムを不況に耐える企業に変革できるツールにしたい。」の発言があった。
プロジェクトメンバーは各同友会の経営委員長や正副代表理事が多く、レベルの高い討議が進められた。
17時に終了。岡山同友会の経営指針成文化セミナでお世話になっている奥長先生に挨拶をしたあと、事務所を出る。
帰りの新幹線までには1時間半ほどあるので、上野で途中下車し、居酒屋へ立ち寄る。冷奴、焼鳥、生レバ、生ビールを注文。なぜか東京の生レバはいつもおいしく感じる。
18時50分東京駅発の新幹線に乗る。隣りの座席には、初老のご婦人。神戸駅で降りられるとき、棚の荷物を下ろすのを手伝ってあげたら、すごく丁寧にお礼を言われた。
22時14分岡山駅着。
岡山県東備地区
岡山県中小企業家同友会で、東備支部の設立に向けて活動していくことが決まり、昨日最初の具体的行動として、東備支部設立のPRと増強活動が行われた。
東備地区は、主に中生代白亜紀の火山岩類である流紋岩を基岩とする山地や丘陵が多く、瀬戸内海まで達している。
吉井川によって形成された沖積平野が長船、邑久方面に広がっているが、他の地域には大きな平野は見られない。
東備地区の平野は、分散されている地域が多いが、形成された時代が比較的古いためか、史跡などは豊富なようである。
東備地区は、岡山市より西の地域に比べて、道路事情などのためか、やや発展が遅れているように感じる。
同友会の東備支部設立が、この歴史ある地域の発展に貢献できればと願い、支部設立の運動に参加させていただくことにした。
中小企業は利益圧縮危機
「不況下、中小企業は利益圧縮危機」、今日届いた中小企業家しんぶんの見出しのひとつである。
特に、建設業は建築確認申請の遅れによる受注減と資材高騰のダブルパンチにより業況判断指数が、極端に悪化しているという。
また、先日のテレビニュースでも、金融機関の中小企業への貸し渋りが見られると報じられていた。
そのためか、倒産情報のFAXが通常よりかなり多く入ってくる。
資材等の高騰分を、なかなか価格転嫁できない中小企業にとって、まさに正念場といえる。
この現状を乗り切るのに何が必要かを考えてみると、
価格転嫁の努力。
顧客の立場にたって、本当にお客様が必要としているものは何か、何を望まれているかをもう一度問い直し、今ある商品を見直す。
自社の強み、特色を徹底的に分析して、強みを生かした新商品や販売方法を開発する。
方法は無限、他にもいろいろ打開策はあると思う。今頭に浮かんだのは以上のようなことであるが、全社の英知を結集して乗り切りたい。
当社では、9月より新しい期にいるので、来期の経営指針を練っている所である。
来期の経営指針書作成には、今まで以上に力が入る。
I SO
今日は、 午前9時より午後5時まで ISO 9001:2000 の中間審査があった。
始めに全体会議のあと、審査員が各部門のヒアリング。最後にもう一度全体会議で観察事項の報告を受ける。
大きな不適合はなく、よくできているとの評価をいただいた。
ISOはシステムであり、科学的な運営のひとつであるとだと思う。
ISOには様々な取り決め事があるが、これを守り実行するにあたって、「決め事だからしょうがない」とか、「やらされている」という感覚で運営したら、かなりの負担に感じるだろう。
一人ひとりがISOの主旨をよく理解し、ISOは会社を良くする道具、会社を良くすることによって、我々も良くなるんだという気持ちで日々の運営に携わることができればISOも楽しいものになるに違いない。
そのためには、「この会社が好き」と思えるような環境づくりも必要だと思う。
ソフトボール大会
7月26日、岡山県中小企業家同友会社員共育大学親睦ソフトボール大会が小串スポーツ広場で開催された。
参加企業10社、12チームで、当社からは、社員やその家族、取引業者様を含めて15名が参加。
開会式の後、猛暑のなか各チーム共、チームワークがよく、好試合が繰り広げられた。
わがチームは健闘むなしく、早々と敗退することとなったが、最後まで観戦し、閉会式の後、かたづけて解散した。
出場最年少A君(小3)の必死のすべり込みに、
感動の涙を滲ませるわが営業部次長