昨日、岡山駅前にある大衆居酒屋へ友人のYさんと行った。
この居酒屋は、Yさんのお気に入りの店で、活気があるのが良いと言う。
結構広い店であるが、午後6時前に店へ入った時は、もう満員に近い客で賑わっていた。
席は、詰めて座ると少し窮屈だが、それに勝る良さがこの店にはあるのだろう。
客は、若い女性から、年配の夫婦づれ、中年の男性同士、大学の教授、外国人など、客層は広く、様々な人間模様が見られるような気がする。
決して綺麗な店とは言えないが、料理は多め、大きめで味は良く、割安感もあるのがこの店が繁盛している原因のひとつだと思う。
生ビール大を2杯と日本酒を少し飲んだが、生ビール大は結構量が多く、自分の適量から考えると少し飲み過ぎた。
静かな店で、落ち着いて飲むのもいいが、大入り満員の賑やかな店で飲むのも、それなりにいいなと思いながら店を出た。
お知らせ
繁盛している居酒屋
圧密試験による沈下量の検討
軟弱地盤上に、木造平屋を建築するための地質調査報告書を、昨日納品させていただいた。
調査地は、軟弱地盤が深さ10m以上あるため、木造平屋建ての比較的軽量な建物でも、地盤の支持力と圧密による沈下の検討を要する。
強固な支持地盤まで支持杭を打てば問題ないが、支持地盤までの深度が深いため、平屋の場合、坪当たりの杭工事単価が全体の建築単価に対してかなり割高になるので、費用的に問題となる。
そこで、建築予定地でボーリングを行い、土を採取して圧密試験や一軸圧縮試験(土の強度を計る試験)を行なった。
圧密試験結果から沈下量を計算すると、許容沈下量をかなり下回り、べた基礎だけで、強度的にも沈下に対しても問題ないことが分かり、設計者も、圧密試験を提案した私もほっとした。
圧密試験を行う前に、直接基礎だけでも可能かどうかの推定は、地盤のデータと、経験による感である。
最近、ほとんどの所で、なんらかの地盤補強工事を実施する傾向があるように思う。
これは、建築確認申請や保証と関係しているのだと思うが、建築場所や予定建物によっては、べた基礎等の直接基礎だけでも問題ない場合もある。
軽量な構造物、特にローコスト建築を目指す場合には、地域にもよるが、本当に地盤改良工事や杭工事行う必要があるかどうか検討してみることは必要だと思う。
小さな政府、大きな政府
昨日、久しぶりに岡山県中小企業家同友会の同友会大学に出席した。
講師は岡山大学の新村教授で、最近の政治経済について分かりやすく講義してくださった。
出席者は経営者や幹部社員で、18時半から21時半まで、熱心に教授の講義を聴き、討論していた。
今回の講義のなかに、小さな政府、大きな政府がどういうことなのかというのあった。
この大きい、小さいが何に対していわれているのかよく分かっていなかったが、これは政府と市場との関係のことをいい、大きな政府とは民間経済に政府が介入する度合いが大きいということが今回の講義を聴いてよく分かった。
低賃金政策、輸出主導型は小さな政府で、高賃金政策、内需主導型は大きな政府。福祉国家は大きな政府である。
アメリカでは、共和党が小さな政府、民主党は大きな政府を目指しているが、日本では民主党も自民党も、小さな政府派と大きな政府派が混在しているらしい。
小さな政府、大きな政府、どちらも長所、短所があるが、小さな政府は、格差社会を生み出すようなので、私としては、大きな政府の方を支持したい。
井戸工事
私の自宅には、直径40mmの井戸があり、電動ポンプを取り付けて使用している。
水温は、年間通じて18度ぐらいである。
冬の井戸水は暖かく、洗車や愛犬を洗ったりするのに重宝している。
夏は、庭や路面の散水に井戸水を使うと、すぐに涼しくなる。
自分で使ってみて重宝している井戸水は、他の人が使っても便利なのではないかと思い、このたび井戸工事を積極的に販売していくことにした。
特に、比較的安価で施工できる直径40mm~50mmの、小口径井戸に力を入れていきたい。
工法は、地質調査や土壌汚染調査に用いられる機械を使用してボーリングを行い、孔内にビニールパイプを挿入して仕上げる工法と、鋼管の先に円錐コーンをつけて打ち込んでいく工法(打ち込み井戸)がある。
打ち込み井戸は、比較的狭い場所でも工事ができるので、一般民家の庭園等に適している。
井戸工事と地質調査の技術的な関連は深く、当社では、さく井(井戸)工事業の建設業許可を受け、1級さく井技能士が3名いる。
地質調査で培われた知識とさく井工事の技術を地域に生かしていきたいと思う。
価格交渉
先日の社内勉強会で学んだ価格交渉のテクニックのなかに、顧客から値切られた価格を提示されたら、わざと大げさに驚いてみせるというのがあった。
だが、自分が買い手の場合、まじめに交渉している時に、わざと「え~!」と大げさに驚いたふりをされたら気分のよいものではない。
価格より品質とか商品の特徴等をアピールし、価格を土俵にしないというのもあった。
これは、まったくその通りだと思う。
他にも、いろいろ価格交渉のテクニックがある。これらの価格交渉術は知っておいた方が良いし、駆使することも必要だと思う。
しかし、あまりうわべのテクニックに走り過ぎない方が良いとも思う。
当社の価格交渉の基本は、誠実にまじめに応対し、自社の品質、技術、特徴等や、当社を利用していただくことによって、お客様にどんなメリットがあるかを粘り強く話して理解していただき、社員の生活が守れるような価格で買ってもらうことに努力していくことだ。
同友会合同入社式・研修会
今日は、岡山県中小企業家同友会の合同入社式・研修会が、ママカリフォーラムで開催された。
新入社員の参加者は約50名で、当社からは2名の新入社員が参加した。
合同入社式は、共同求人委員長あいさつ、同友会代表理事お祝いの言葉、新入社員代表の言葉のあと記念品が贈呈された。
新入社員研修会では、先輩社員の体験談、記念講演のあと昼食をはさんでグループ討議などによる研修が行われた。
参加されている今年の各社の新入社員さんは、高学歴者ばかりではないが、就職難に選ばれただけあって、しっかりしていて、良い印象を与える人が多いような印象を受けた。
勉強のち花見
本日は午前10時からA税理士法人様の経営指針発表会に、来賓として出席させていただいた。
前年度の十大ニュースや社員さんの写真が載せられ、読んで楽しい夢のある経営指針書という感じを受けた。
午後1時から3時までは、経営会議。
全社業績発表、部門発表の後は、戦術として価格交渉に関する勉強を行った。
その後は、戦略として自社の強みを振り返り、強みを受注と利益確保にどう役立てるかということを問題提議し、グループ討議を行った。
午後4時頃から毎年4月の第一土曜日に行っている花見。
今年は、社員と取引先様合わせて、40名ちかい参加者数となった。
桜は五分咲き程度だったが、生ビールやバーベキューなどで、大いに楽しみ、親睦を図った。
WIB工法会議
今日は、岡山テクノリサーチパークで、WEB工法の普及に関する会議があった。
WEB工法は、交通や工場から出る振動を低減する工法で、地震にたいしても有効である。
主に軟弱地盤に適用され、柱状改良工法を利用する。
WEB工法は竹宮岡山大学名誉教授が、研究した成果を世の中に生かしたいとの想いで、E&Dテクノデザイン株式会社を設立され、普及に努められている。
竹宮名誉教授の、安心して暮らせる地盤を普及させたいとの想いは、当社の理念に通じるもので、当社でも普及に協力させていただくこととなった。
月一ゴルフから
今日は、月一回のゴルフ(たまに月2回以上となる)。
朝6時起床。
犬の散歩、朝食の後、持ち物を点検し、8時10分頃自宅を出発。
8時45分頃ゴルフ場到着。
9時17分、ほぼ定刻通りにアウトコースをスタート。
前半、ショットの調子は悪くないものの、スコアはいまひとつ。
前半の9ホールが丁度12時に終わり、昼食の時間は約1時間20分と長め。
昼食は、中華定食と生ビールを注文する。
午後1時20分頃、後半のインコースをスタート。
後半のスコアは、前半よりは良かったが、距離の長い18番ロングホールのティーショットでミスがでた。
同伴者が言うには、素振りの時と振り方が違っていたとのこと。
OBを打つまいと、慎重になり過ぎ、体が思うように動かなかったのが原因だと思う。
良いスコアをだそうと、慎重になり過ぎず、平常心でクラブを振ることが大切だということは分かっていたが、たまに忘れる。
緊張感を持って、慎重に事を進めることは大切だと思うが、実行に移す時は、あまり考え過ぎず、基本通り無心で大胆に振ることが大切なのは、仕事でも同じかも知れない。
また、分かっていてもできなかったり、忘れてミスにつながったりすることがあるのも仕事と同じだと思う。
学習したことを確実に生かしていくように、努めていきたい。
自社の強みを考える
コア・コンピタンス経営を考える前に、自社の強みを考えてみた。
自社の強みは、経営指針で明らかにしているが、強みがただの長所で終わっている点が多くある。
そこで、自社の強みを絞って、全社員でこれを認識し、磨き上げ、顧客にアピールして行かなければ、強みが業績をあげるものにはならない。
自社の歴史を振り返ると、地質調査業を本業とし、平成3年に現在の「株式会社フジタ地質」に組織と称号を変更したときから、「土と基礎のコンサルタント」をキャッチフレーズにしてきた。
また、基礎工法や軟弱地盤対策のアドバイスから発展して、平成7年頃より地盤改良工事を受注するようになった。
当社の特徴のひとつは、地質調査の延長線上で地盤改良工事を実施していることである。
これが、現在でも日常の業務に反映され、地質調査を実施して、その結果地盤改良工事が必要とされた場合に、地盤改良工事を実施しているわけで、地盤改良工事を前提とした調査を行い、地盤改良工事を受注していることではない。
当たり前といえば当たり前のことであるが、この点は守り通さなくてはならない当社の企業理念である。
また、先日の会議で、
「独自の計算式と地盤保証で、格安の柱状改良を実施している業者がある。基礎設計指針等、公表されている計算式や理論からすれば不安な設計である。これをどう考えるか。」
というような議論で、
「保証さえつけば地盤改良工法や設計内容はなんでもいいという考え方のお客様もいらっしゃるようだが、実際に圧密沈下により家が傾けば、残留沈下が予想される場合には、家上げをしてもまた下がる恐れがあるためすぐには直せないだろうし、お施主様にとって煩わしことが多く、安心して暮らせないことも予想される。当社としては、建築構造設計指針等、一般に認知された計算式を使って設計する。」
という方針で設計施工することを確認した。
以上のことや、経営指針や先日の経営会議から、当社の業務に関するモットーは「正当性のある提案」で、これにより高い品質を提供している。
設計部に、先鋭4人を配属しているのも土と基礎のコンサルタントとして、正当性のある提案力を重視した表れだと言える。
土と基礎のコンサルタントとして、地盤調査の経験と土木・建築の技術を生かした提案と品質は、他の地盤改良業者には真似のできない強みだ。
また、多くの地盤改良工事や設計を実際に手がけた経験による提案力は、他の地質調査業者に真似のできない強みだと思っている。
以上のことなどから、当社の強みのコアとなるものは、土と基礎のコンサルタントとしての「提案力」である。