お知らせ


仕事納め・忘年会

2009/12/30 社長ブログ

 今年も残りわずか。
 昨日は当社の仕事納めで、全体会議、大掃除、忘年会を行った。
 12月で、当社の決算年度で4カ月、3分の1が過ぎる。
 全体会議では、この間の全社業績と今後の取り組み、経営課題等を私から発表した。
 その後、各部門長から各部門の業績と今後の目標達成に向けての取り組みを発表してもらった。

 午前10時よりで大掃除。この一年間の反省をしながら床、トイレ、車両などの他、換気扇やブラインド、蛍光灯等、普段あまり掃除していない所も念入りに磨きあげた。

 午後4時から忘年会。
 忘年会は、例年は会社から比較的近い温泉旅館で行っているが、今年は経費削減で、自社の会議室で行うことにした。
 惣菜や弁当を作っている業者に、料理とセッティングを依頼した。
 会議机にテーブルクロスが掛けられ、和食を中心とした料理が並べられると、忘年会らしい雰囲気となった。

 忘年会は、司会は今年入社したT君、乾杯は当社で一番勤続年数が永いKさんの音頭で始められた。
 わが社の今年の重大ニュースなどで盛り上がるなか、午後6時過ぎに
「今年は当社にとっても厳しいであったが、経営理念にもある『地質に関する技術を通じて、お客様に安心を提供していく』という方針に間違いはない。社員も優秀な方が揃っている。ただ、当社に欠けているのは目標を達成しようという執念だ。来年はさらに厳しい年になることが予想されている。来年は、必ず目標を達成するという執念を持って、全員力を合わせて頑張ろう。」
という副社長の閉会の挨拶で終了した。
 自社で行う忘年会は今年が初めてであったが、会場までの移動の手間がないし、費用は昨年の半分以下。
 料理のメニューや味、量も満足で、残った料理は、業者の方が用意してくれた折り箱にいれてお土産として持って帰ることができた。
 自社で行う忘年会もなかなか良いものだと思った。
 ただ、飲酒運転は自社で行う場合に限らないが、絶対しないよう厳重に注意しておく必要がある。


来年度公共事業6兆円割れ

2009/12/22 社長ブログ

 今日の日本経済新聞朝刊に、「公共事業6兆円割れ」という記事が掲載されている。
 これによると、2010年度予算案で、公共事業費の削減幅が過去最大の1兆円を上回り、6兆円を割り込む水準で、公共事業費は1978年度以来32年ぶりの低水準となる。
 記事の解説によると、これは「コンクリートから人へ」を掲げる民主党政権が公共事業の削減を急ピッチで進めた結果で、子ども手当や高校授業料の無償化を通じて、家計に直接届けることで、個人消費を喚起し、景気を刺激するのが民主政権の経済政策基本姿勢だ。
 しかし、一定の雇用創出などが見込まれる公共事業の削減を埋め合わせるほどの景気下支え効果は期待できないのが実態で、雇用や所得環境が厳しい中、家計支援策を拡充しても、消費に回るのは一部にとどまる公算が大きく、短期的には公共事業の削減が「二番底」リスクがくすぶる景気に水を差す懸念があるという。
 今日は冬至。 日は今日を境としてだんだん長くなるが、景気の境はまだ見えてこない。

大事をなさんと欲せば小なることを怠らず

2009/12/17 社長ブログ

 先日、日本創造教育研究所から22TTという長期セミナーの最終講座で、田舞代表が講演された時のCDを送っていただいた。
 この講演は、次の言葉で結ばれていた。

 大事をなさんと欲せば、小なることを怠らず勤(いそし)むべし、小積もりて大となればなり。凡(およ)そ小人の常、大なる事を欲して、小なることを怠り、出来難き事を憂いて出来易きことを勤めず。夫(そ)れゆえ、終に大なる事あたはず。夫れ大は小を積んで大なる事を知らぬ故なり。

 これは、二宮尊徳の「積小為大」の教えであるが、世の中の先行きに一抹の不安が感じられる現在、何か元気づけられる思いがした。
「出来難き事を憂いて出来易きことを勤めず」
というところが、特に心に残った。
 まず、できることを確実にやっていくということを忘れないようにしようと思う。

連鎖倒産懸念消えず

2009/12/13 社長ブログ

 「連鎖倒産懸念消えず」、昨日の山陽新聞朝刊の穴吹工務店倒産に関連する記事の見出しである。

 穴吹工務店は、数年前までは優良企業のイメージを私は持っていたが、倒産するときはあっという間だという印象を受けた。
 時代の変化に対応できなかった結果だろうと思う。

 山陽新聞によると、同社への債権を有する企業は2千社を超え、中小の下請け業者も多く、連鎖倒産の懸念は消えていない。香川県内では、穴吹工務店との取引が売上高の3~5割を占める企業が少なくとも10社あるという。

 会社が倒産すれば、社会的に大きな迷惑をかける。
 会社を倒産させないというのも、経営者の大きな社会的責任のひとつだ。
 企業の規模に関係なく、たとえ細々とでも利益をだし社会に貢献して、存続し続けている企業の経営者は立派だと、倒産の情報を見るたびに思う。

 好不況に関係なく、まず目指すのは事業の拡大ではなく、強靭な経営体質だ。

倉敷の夜

2009/12/10 社長ブログ

 昨日、岡山県中小企業家同友会倉敷支部の例会に出席するために、JRで倉敷市へ行った。
 高島駅を17時33分発の電車に乗り、倉敷駅に着いたのは18時5分。
 倉敷駅から徒歩で、会場のホテル日航倉敷に向かった。
 小雨が降っていたので、アーケードのある商店街を通ったが、ほとんどシャッターは閉まっていて、人通りもかなり少ない。
 少し道に迷って、18時20分ごろ会場に到着した。

 例会の講師は、阪南大学の桜田教授で、演題は「どうなる?地域の金融と中小企業」。
 2009年中間決算にみる経済・経営状況や倉敷地域の経済状況、地域金融機関が果たす役割などを解りやすく講演してくださった。
 講演から、大企業でも多くの企業が赤字決算であるが、増収増益の企業は自社の強みを活かした工夫をしているように思った。
 また、実体経済は世界的な金融危機の影響によって急速に冷え込んでいる。
 未だ需要の回復が見込めないなか、中小企業の資金繰りは依然として厳しい状態が続いているが、金融機関は、経営再建計画を作成してこれに取り組んでいる企業に関しては、支援していく姿勢のようだ。

 講演は、20時頃終わり20時20分から懇親会が始まった。
 私は、帰りの電車の都合で21時15分頃まで参加して、会場を後にした。
 倉敷駅までの路上に人影はまばらで、不景気を感じさせる。
 歩道橋を渡っている時、前を歩いている人のジーンズに「倉敷」の大きな文字が見えた。倉敷の街を愛し、倉敷の市民として誇りを持っている人なんだろうなと思った。
 景気の回復ばかり期待していても仕方がないが、早く活き活きとした地域が蘇ってほしいと思う。

全国共同求人交流会

2009/12/04 社長ブログ

 昨日の午後と本日の午前、岡山市内のホテルで、中小企業家同友会の全国共同求人交流会が開催された。
 私は都合により、昨日だけ参加させていただいた。
 共同求人に参加されているだけあって、皆さん新卒者採用には積極的だ。

 当社では、中途採用は会社にない技術やノウハウを取り入れたり、労働力の補充のために採用することが多いが、新卒採用は労働力を補充するというだけではなく、会社の将来を作っていく素材として採用するという意味が大きい。
 もちろん一旦入社し、協働が始まれば中途採用者も新卒採用者も区別なく、会社の将来を期待する人財であることに変わりはない。

 共同求人交流会のグループ討議の時、
「売上を作っていくのは人である。人がいるから売上がある。売上が確保できないから人を採用しないというのは、少し違うのではないだろうか。」
と発言された方がいる。
 確かにその通りである。
 しかし、不況時にこう言えるのは、経営理念に基づいた完成度の高いシステムと、社員教育が必要だと思う。

 忙しい時は「猫の手も借りたい」と言うことがあるが、不況時には猫の手ではどうにもならない。常識を持った人の手が必要だ。
 さらに、現在のような超不況時には、ただの人手では会社を維持発展させていくには難しいこともある。
 人材を人財とし、経営指針に基づき、一人ひとりの持てる力を十分発揮できる仕組みづくりと、時代の変化に応じたシステムが必要だと思う。

「坂の上の雲」放映始まる

2009/12/02 社長ブログ

 先日、NHKで「坂の上の雲」の放映が始まり、録画しておいた第1回の放送を先ほど見た。
 期待通り、見ごたえのある面白い作品に仕上がっていると感じた。
 登場人物も、本で読んだ時のイメージとあまり違わない配役であると思う。

 第1回の秋山好古のセリフで、本を読んだ時にも印象に残った言葉がある。それは、
「男子生涯一事をなせばことたりる」
ということと、
「身辺は単純明快でいい」
ということである。

 こういうシンプルな生き方に憧れる。
 そもそも多くのことを望み、身辺が複雑になるから生きる目的や、本当に大切なものを見失うのではないだろうか。

自転車展と新世界

2009/11/29 社長ブログ

 昨日、大阪市住之江区にあるインテックス大阪で開催された「サイクルモードインターナショナル2009」と言う自転車展へ、T氏と行った。
 大阪までの交通機関は、高速バスを利用した。
 高速バスは、山陽インターから大阪駅までの回数券(4枚綴り)で9千円と新幹線を利用した場合の半額以下である。
 但し、走行している時間は新幹線の2倍以上かかり、9時46分山陽インターを出発し、12時15分に大阪駅到着。

 昼食のため、阪神デパート地下の食堂街へ行く。
 どの店も、行列ができるほど繁盛している。
 安くて美味く庶民的な店、いわゆるB級グルメの店が多いようだ。
 列に並んで席に着き、生ビールと焼きそばを食べた。美味かった。

 地下鉄などを利用して、午後1時半頃自転車展会場へ到着。
 たくさんの自転車や自転車関連グッズなどが展示され、自転車の乗り方などのセミナーも行われていた。
 自転車の試乗もできる。私は電動アシスト自転車の試乗をした。
 想像していたよりペタルは軽く、特に登り坂では驚くほどの軽さであった。

 午後5時前に会場を後にし、大阪市浪速区の新世界へ行った。
 通天閣を、近くで見るのは初めてである。
 串カツの店が多いのも、初めて知った。
 行列ができている店もあったが、帰りの時間が気になるので、直ぐに座れる店へ入り、ダイエットを気にしながら、串カツ十数本を平らげた。
 新世界といわれるこの地域は、大阪らしく、庶民的な感じが気に入った。
 また行ってみたいと思う。

 帰りは、梅田発午後8時36分の高速バスに乗り、午後11時半頃帰岡した。
 昨日の出費は、交通費、自転車展入場費、食事代などで9千5百円。
 新幹線往復の料金より安く、十分楽しむことができた。
 今回の計画をしていただいたT氏に感謝である。
サイクルモードインターナショナル2009
001

相手の利点を弱点に変えた高松城水攻め

2009/11/24 社長ブログ

 昨日(23日)、午後から自転車で、備中高松城水攻めの、「蛙が鼻築堤跡」へ行ってみた。
 解説板に、次のように書かれていた。

 国指定史跡
 蛙が鼻築堤跡
 天正十年(1582)に羽柴秀吉は、備中高松城を攻めたが、城は典型的な沼城で、地の利を生かしてその守りの固いことから、地の利を逆用して水攻めに転じた。
 水攻めの築堤は、底部20~24メートル、高さ7~8メートルを計り、足守駅の下手まで延々と築かれた。堤は奉行の千原九右衛門勝則の設計によって、わずか十数日で完成したと伝えられている。築堤は、現在ではほとんどが取りのぞかれたが、この蛙が鼻と足守駅下手に遺存する東西の両端が、往時の様相を伝えている。
(昭和4年12月27日指定)
平成元年3月
 岡山市教育委員会

 地の利を生かした守りの固い沼城を、逆用して水攻めにして落城させる等、秀吉の戦略にたけた才能と、決断力、機動力が窺われると共に、「打つ手は無限」という言葉を思いださせる。

 また、長所がいつ短所に変わり、命取りになりかねないのは、会社経営にも通じるのではないだろうか、とも思わせる築堤跡の見学だった。


蛙が鼻築堤史跡
画像 028
俵痕跡の堀上状態と杭列

エコについて

2009/11/21 社長ブログ

 昨日、岡山県中小企業家同友会で、「同友エコ」の説明会があった。
 エコとは、エコロジーの略と思うが、この意味を辞書で調べてみると、『生態学を応用し、人間と環境との関係を研究する学問』とある。
 ここから、エコと言えば、地球環境保護というような意味に使われているが、活動としては、節約とかを意味するエコノミーのエコにも通じる。
 エコへの取り組みが、地球環境保護だけではなく、経費削減にも通じるとあって、多くの企業がCO2削減や、ペーパーレス化などに取り組まれていると思う。
 当社では、岡山市が主催しているグリーンカンパニー活動へ参加し、ペーパーレス化やゴミの分別などは、いち早く取り入れているが、全体としてはまだまだ徹底できていないところがあるので、今後は「同友エコ」にも参加して、エコ活動をより浸透させていきたい。

 なお、CO2排出が、地球温暖化の原因になるということについて、疑問を投げ掛けている科学者もいる。
 私も、CO2と温暖化の関係については疑問を持っているが、Co2削減は、化石燃料を使わないということに通じるという点から、Co2削減にも積極的に取り組んでいきたいと思う。