お知らせ


文化の違いと教育

2010/02/08 社長ブログ

 先週、朝青龍が引退した。
 相撲界のことはよく分からないが、日本の国技である相撲界の作法とか礼儀、品格を重んじる文化に、朝青龍がついていけなかったのだろうと思う。
 また、日本相撲協会も、そんな朝青龍の振る舞いが、許せなかったのだろう。
 これが、文化の違うレスリングだったら、引退というところまで行かなかったかも知れない。
 朝青龍の引退後の記者会見で、
「品格というけれど、土俵に上がれば鬼にもなる。」
と言った。これは業界によっては評価されることだと思うが、相撲界では強さに品格が備わっていることが重要だということだと思う。
 相撲界の、まだ29歳の若者の社員教育ができていなかった不幸だとも言える。
 教育不足で、あれだけの力量がある力士を追放せざるを得ない状況になったという感じで、惜しいと思う。
 やはり、どんな業界でも、技術等の実務だけを重視して教育するではなく、その業界や会社の文化やビジネスマナー等の教育、或いは人間として学びあうことは、とても大切だと改めて思うと共に、教育の難しさも感じた朝青龍の引退であった。

需要と価格競争はより深刻化

2010/02/06 社長ブログ

 「わずかに回復の動き出るも、需要と価格競争はより深刻化」
 先日送られてきた中小企業家同友会景況調査報告書の見出しである。
 これによると、業況水準IDは、わずかながら好転しているところもあるが、「同業者相互の価格競争の激化」が60%台まで到達している。
 全体的な需要停滞の深まりのなかで、生き残るための価格競争戦が中小企業の同業者間で盛んに行われているのである。

 需要停滞のなか、中小企業の同業者同士の激しい価格競争。
 良い例えではないが、地域という柵のなかで、少ない獲物を奪いあっている野獣が思い浮かんだ。
 競いあうのではなく、奪いあう。これでは良い方向にはいかない。
 
 中小企業家同友会会員は、「適正価格確保と顧客の囲い込み」「同業他社との連携」「新分野・新事業の取り組み」「地域の資源、潜在力に着目」「情勢に負けない意識改革とリーダーシップ」「経営指針の確立、見直し」などを視点に、現状打破に向けて戦略をたてている。

 価格競争は、対岸の火事ではない。
 中小企業家同友会の仲間の経験と知恵に学びながら、もう一度自社の良さを見つめ直し、お客様に、地域に、他社とは違う何が提供できるか、当社の本当の価値は何かを深く考え、経営指針を見直し、実践していきたい。

夜明け

2010/02/04 社長ブログ

 2月に入り、夕方は日が長くなった気がするが、夜明けはまだ遅い。
 そう思って、国立天文台のHPより日の出時刻を調べてみた。
 岡山の日の出時刻が今年最も遅い時期は、1月3日~1月12日で7時12分。
 今日2月4日の日の出時刻は7時01分で、最も遅い日より11分しか早くなっていない。
 しかし、 今後は1日に約1分ずつ早くなる。
 夜明けが遅いと愛犬の散歩も遅くなり、時間的に朝の余裕が少ない。
 日に当たる時間が短いのが原因で起きる鬱病もあるらしが、そうでなくても、日が長い方が気分がいい。
 気分が良いと、態度や行動も良くなり、思考力も向上し、より良い仕事ができて、業績も良くなる。
 これから楽しみな季節だ。

今日はゴルフ

2010/01/31 社長ブログ

 今日は、久しぶりにホームコースでゴルフ。
 天候は曇りで、昼前から小雨が降ったが、雨合羽を着るほどでもなかった。
 ショットの調子は自分としては良い方だったが、スコアはその割には良いとは言えなかった。
 グリーン周りとパットの調子がいまひとつだったのが原因だ。
 ゴルフは野球などと違って相手がいるわけではない。
 止まっている球を打つのだから、スコアの結果はすべて自分に原因があり、相手が強かったからスコアが悪かったとか言えない。
 多少天候などの外部環境が影響されることもあるが、私のゴルフのレベルでは、メンタルな要素も含めて、自分自身の調子の影響の方がはるかに大きい。
 ひとホールだけでは、運に左右されることもあるが、18ホール周ると、運も関係ない場合がほとんど。
 
 話は変わるが、今日のゴルフ場では、いろんなところに経営努力が感じられる。
 今日のプレー費はゴルフ場利用税を入れて、五千九百円。セルフでの料金だが割安感はある。
 清算時に、次回に使える五百円の割引券をくれた。
 レストランの料金は昔と変わらないが、レストランの運営を、以前は外部委託していたのを、今はゴルフ場を経営する会社がレストランも運営しているそうだ。
 またゴルフ用品も、以前は品揃えが少なく、ほとんど定価で販売されていたが、今は品揃えが多くなり、ゴルフショップ専門点とあまり変わらないと思われる割安の価格で販売されている。

 ゴルフ場も不況の影響を受け、破綻している所もあるようだが、経営もゴルフも状況を見極め、対策を立ててやっていくことが大切だということだと思う。

第三のビール

2010/01/26 社長ブログ

 先日のある懇親会で、自社の業績が回復するまでゴルフは封印していると言われた知人がいた。
 私は半年ほど前から、自社の業績がある水準に達成するまではビールを買わないことにし、発泡酒か第三のビールを買うことにしている。但し、居酒屋などで飲むときや貰いものは別としているから、少し甘い決意かも知れない。
 ところが最近、無性に本物のビールが飲みたくなる時がある。
 先日、スーパーに行った時、「もういいか」と陳列棚のビールに手がでかかった。
 そこへ、30歳ぐらいの男性がすっと第三のビールを1缶持って行った。続いて中年の女性が第三のビールを1缶買い物かごに入れた。
 私はそれを見て、ビールはやめて第3のビールを1缶取り、レジに向かった。
 ただそれだけの出来事であるが、世間の節約思考が感じられると共に、「欲しがりません、勝つまでは」という思いを新たにした。

先週を振り返って

2010/01/24 社長ブログ

 先週は、講演会や懇親会、社内外の会議などが多い週だった。

 火曜日は、13時から中小企業家同友会の正副代表理事・支部長会議。
 15時30分からトマトクラブで、旭山動物園の小菅名誉園長の講演と懇親会。小菅名誉園長は閉園の危機に立った旭山動物園を立て直された方で、学びの多い講演だった。
 懇親会では、次の予定があったので、好きなビールは飲まず、ウーロン茶を頂いたが、多くの方とお話をすることができた。
 18時30分頃、懇親会会場を退出して、19時から始まる中小企業家同友会新入会員を対象としたオリエンテーションに参加し、同友会の説明に加わったり、同友会バッチを新会員に手渡したりした。

 水曜日は、午後18時から営業会議。営業部と課長以上の役職者が参加し、現在の目標に対する進捗状況や「お客様の声」の報告、及び今後の対策などについて話し合った。

 木曜日は、18時から同友会新春講演会の実行委員会。当日(今月25日)のプログラムや役割分担などが確認された。
 19時からは、来年3月3日~4日に岡山で開催が予定されている「中小企業問題全国交流会」の実行委員会があり、同大会の岡山同友会としての位置づけや意義、PRについての討議が行われた。

 金曜日は、13時30分から同友会の規約についての会議。
 17時からは、「同友会を知る会」というオブザーバーを対象とした中小企業家同友会についての説明と体験報告の会があり、これに参加した。
 20時からは、当社の社員が中心となって運営されている「厚生会」の総会と親睦会があり、前年度の会計報告などの後、今年度の会長を始めとする役員が選出された。
 
 先週は、上記の行事を予定に入れながら、実務や来客の応対などを行ったが、多くの方のお話を聞くことができた。また時間が限られていると業務に対する集中力が増して、充実した週だったように感じる。
 何事も、終わりの時間を決めて取り組んだ方が、中身の濃い時間になる。計画を立て、本気でこれに取り組むことが大切であるという当たり前のことであるが、自分をある程度追い込んでいないと、忘れやすいことでもあると思う。

個人経営の家電屋さん

2010/01/18 社長ブログ

 昔住んでいた岡山大大学北にある電気屋さんから、地デジ用アンテナやテレビを購入し、昨日取り付け工事等をしていただいた。

 以前、自分でベランダに取り付けていたBS用のアンテナも屋根に付け替え、配線も地デジと同じケーブルで使えるようにした。
 昼過ぎから工事を始めたが、それまで使用していたケーブルが使えなかったということで、ケーブルも新しく配線したため、地デジを見ることができたのは、午後6時ぐらいになった。

 テレビの値段だけを見ると、家電量販店の方が安いし、いろんなメーカーのテレビを実際に見て買うことができる。
 これが、量販店の強みであると思うが、今回個人の電気屋さんで購入したのは、前もこの店でアンテナ工事をやってもらったのと、昔からよく知っていて、相談し易く安心だという理由である。

 言い換えれば、人間的繋がりと、自分の家のことをよく知ってくれているという安心感、信頼感からだ。
 自社の事業を振り返ってみても、このことは中小零細企業が生き残るには、大切にしなければいけないことだと思う。

今日の朝刊一面

2010/01/14 社長ブログ

 今日の朝刊一面は、「小沢氏関係先を一斉捜査」と、「日航CEOに稲盛氏」という見出しが上にある。
 日本経済新聞によると、稲盛氏と小沢氏との親交は深く、92年に小沢氏が稲盛氏の母親の葬儀のため鹿児島まで弔問に訪れたのをきっかけに、時折会食するようになったという。
 小沢氏は政治の剛腕、稲盛氏は経営のカリスマ的存在で知られていいる実力者で、両氏から学ぶことは多い。
 それが、叩かれる人と、押し上げられる人という感じで朝刊に掲載されている。
 この違いは何だろうか。
 運とか成り行きによる結果だけではないような気もするが、それはともあれ、両氏の今後の行動と活躍に期待したい。

シニアは何歳から?

2010/01/09 社長ブログ

 今日の日本経済新聞『日経プラスワン』に、『大人、シニアは何歳から?』という見出しで、ネット調査の結果が掲載されていた。
 これによると、中高年と思う年齢は、40代前半は30%であるが、40代後半では55%となり、40代半ばにひとつの境目があるようだ。
 シニアと思う年齢は、50代後半では42%、60歳以上となると67%となり、私も多くの人がシニアと思う年齢になった。

 先日、新春セミナーの誘いで電話いただいたOさんは、今年67歳になられるそうだが、非常にお元気だ。Oさんに、
「私も昨年60歳になりましたが、この年齢になると時々しんどいと思うことがあります。」
というと、Oさんは、
「年をとったからしんどいとか、年齢と共に衰えていく、なんてことを思ってはだめだ。60歳の時より70歳になった時の方が上になっていなくてはいけない。」
と言われた。

 Oさんの言われる通りだと思う。
 生涯、より以上を目指していこうと思う。

仕事始め

2010/01/05 社長ブログ

 年末年始の休みが終って、今日は仕事始め。
 朝礼の後、年始の挨拶回りのためのミーティングを行い、営業部と、時間の都合がつく技術系社員が、県下に散って行った。
 
 今日から、内業者と営業部の始業時間を午前8時から8時30分に変更した。
 理由は、内業者や営業部は午前8時からの30分より、午後5時からの30分のほうが忙しい日が多いからだ。
 なお、現場へ行く者は、現場へ着くのがあまり遅くなると都合が悪いので、今まで通り午前8時からの始業である。
 また、昼休み以外の休憩はバラバラに取ったり、休憩せずに黙々と仕事をしている者がいるため、就業規則通り午前10時からと、午後3時から9分間(0.15時間)取り、他の時間は業務に集中するよう通達した。

 不況時には、好景気の時には見えなかった非効率な部分が見えてくるので、会社を変えていくにはチャンスだと言える。
 今年は、昨年にも増して厳しい年になりそうだという見方が多いが、経営指針を基軸に、より科学的な経営と実践を重視していこうと思う。