お知らせ


夏至と禁煙と決意

2009/06/22 社長ブログ

 昨日は夏至。
 夏至と禁煙とはまったく関係ないようだが、私には多少関係がある。

 30年前の夏至の日限りで、たばこを吸うのをやめた。
 30年前の夏至が6月の何日だったか覚えていないが、今年と同じ日だとすると、禁煙してから昨日で30年が経過したことになる。
 禁煙する前、たばこを吸っていた量は1日に2箱では大抵足りなかったから、毎日40本~50本程度吸っていたと思う。
 それまでにも何回か禁煙を試みたことはある。節煙もやってみたが、尽く失敗している。
 それが、30年前夏至の日の禁煙が何故成功したか。
 この時の、禁煙の決意を思いだすと、
 「今日の夏至の日を境にたばこをやめて、自分の意志を試してみよう。自分は禁煙もできないほど意志の弱い人間ではないはずだ。」
 と心に誓って、最後のたばこを吸い終えた。
 この時、禁煙を軽く考えず、このことが今後の自分の人生を左右すると思うぐらいの、本気で決意したことが、成功に繋がったと思う。
 別に体調を崩した訳ではなく、医師から止められた訳でもなかった。
 ただ、自分を試してみようという本気の決意だけであった。

 あれから30年。
 実は、何年か前にたばこを吸おうと思って、たばこを購入したことがある。
 今度は、たばこを吸い続けることができなかった。
 たばこを持ち歩いて、吸うことが面倒だった。
 意志が弱くなったのだろうかとも思ったが、そうではなく決意の差だと思う。
 この時は、絶対吸い続けるぞという本気の決意はなかった。

 何かをやり続けようと思う時、途中で挫折しないためには、それ相応の決意が大切だと、30年前の夏至の日を振り返って、改めて思った。

 心の牙を剥き、本気の決意をして成し遂げる。
 ここぞという時には、絶対必要なことである。

倉敷にて(安全大会、同友会支部総会)

2009/06/18 社長ブログ

 昨日は、顧客の工務店の安全大会と岡山県中小企業家同友会倉敷支部の総会へ出席するために、倉敷市へ行った。
 12時31分高島駅発のJRに乗り、倉敷駅に着いたのが12時59分。
 15分ほど歩き、某工務店の会議室へ到着。
 大会委員長、社長挨拶のあと安全表彰、安全標語選出発表、安全宣言唱和で第1部が終了。
 休憩の後、『保護帽・安全帯の正しい使い方』というテーマで、保護帽や安全帯の作製メーカーの方の講演があり、17時前に閉会した。

 安全大会の後、徒歩で、倉敷市鶴形1丁目から鶴片山隧道を通り、アイビースクエアへ向かう。
 18時から始まる岡山県中小企業家同友会倉敷支部総会の開始までには、まだ時間があるので、美観地区を歩いてみた。
 喫茶店は閉まっていたので、飲食店に入る。韓国冷麺があったので、これを食する。味は特に美味くもなく、不味くもなくといったところだが、値段が少し高く感じた。場所が観光地だからこんなもんだろうと思う。

 店を出て、総会会場へ。開始時刻までにはまだ15分ほどあるが、支部長をはじめすでに多くの会員の方が席に着いていた。
 支部総会は、18j時半頃滞りなく終了し、この後「大不況のなかの日本経済と中小企業」と題して、神戸大学教授の講演があった。
 今回の経済危機の原因と構造などの講義だったが、今後の見通しについては
「景気は底を打ったと政府から発表されているが、V字回復は見込めず、今よく言われているL字の状況が続くと思っていた方がよいだろう。」
というような内容であった。
 財界人も、国内の市場が伸びることは前提にしていないらしい。
 講演は、20時すぎに終わり、部屋を変えて懇親会に移った
 
 懇親会では、乾杯の挨拶をさせていただくことになった。
 「昨年の総会の時、1年後に外部環境が今のような状況になろうとは思っても見なかった方がほとんどだろうと思います。この不況の時、科学的な経営を心掛け、冷静に現状を分析し、見極め、手を打っていくことが大切だと思います。それと、精神が壊れないこと。不況をストレスにして心が壊れては何にもなりません。これらに有効なのが同友会です。同友会にでれば、科学的な経営のヒントが掴めます。心は元気になります。」
というような挨拶をしたつもりであるが、うまく伝わったかどうかはわからない。

 21時10分頃、会場を後にして、徒歩で倉敷駅へ行き、21時44分のJR片上行きに乗り、高島駅で下車し、徒歩で自宅へ帰ったのは22時半を過ぎたころであった。

書斎

2009/06/14 社長ブログ

 今年5月、ゴールデンウィークの休日を利用して、家のなかを2日間ほどかけて整理整頓した。
 その時、物置同然にしていた10平方メートルたらずの部屋のなかも片づけ、空間ができたので、この部屋に置いていた学習机をそのまま利用し、自分の書斎としている。

 窓は北北西ぐらいな向きで、窓からは竜ノ口山、金山、半田山の一部や祇園用水を眺めることができる。
 この部屋にいると気分が落ち着く。

 しかし、ここに長く居すぎると家族とのコミュニケーションが疎かになるような気がしてきた。
 子供に勉強部屋を与えて、子供とのコミュニケーションが疎かになってくるのと同じだ。
 いい書斎ができたが、ここは気分を集中して何かをする時など、必要な時だけ利用することにして、難しくない本や雑誌、新聞は居間で読むようにする等、できるだけ家族と同じ場所にいるようにしようと思う。

経済学部で講師

2009/06/09 社長ブログ

 昨日、岡山大学経済学部で講師をさせていただいた。
 中小企業家同友会の提供講座で、テーマは、
「中小企業論~日本経済の再生と中小企業の役割~」
 事例 中小企業活性化への理念型経営の実践
 
 地質のことや経営理念、経営方針・戦略、経営計画の実践例、企業の社会的責任と雇用について、地域社会の発展と中小企業について等を、経営体験を交えながら講義させて頂いた。
 今回は、経済学部の学生を対象とした授業の一環としての講義で、中小企業家同友会で行う経営者を対象とした報告とは違ったプレッシャーを感じたが、同友会の事務局の方をはじめ、周囲の応援のおかげで、なんとか無事終了することができた。

GM破綻から

2009/06/03 社長ブログ

 昨日の日本経済新聞の1面に、GMの破綻について次のようなことが掲載されていた。

 GMは、20世紀型の企業経営のお手本とされた。
 だが、これらの経営モデルは右肩上がりの成長が前提である。
 第2次世界大戦中、経営学者ピーター・ドラッカーがGMに招かれ、1年半に渡って組織や経営を調査したことがある。
 すでに20年以上トップに君臨していたアルフレット・スローンがつけた注文は、
「こんな助言なら気に入ってもらえそう、などと決して妥協するな。」
だったという。
 また、ドラッカーは、
「私が裸の王様かどうか見極める必要がある。」
と、スローンにしばしば意見を求められたともいう。
 であるのに、「人が作ったもので四半世紀以上有効なものはなく、GMの経営も例外ではない」と説いたら、経営陣に総スカンだったという。
スローン自身の著書「GMとともに」を
「変化に対応していかなくてはいけない。」
と締めくくったのに、結局それを生かすことはなかったのか。

 以上であるが、このことから学ぶことは多い。
・経営について学び、自社で実践していることが、右肩上がりを前提としていることではないだろうか。
・社員や関係者に意見を求め、自分が気に入らない答えが返ってきても、情報として謙虚で素直に聞き入れているだろうか。
・変化に対応していかなくてはいけないと、自分で普段いっていることが、本当に心の底から理解し、それに対応できているだろうか。

など、もう一度自社と自分自身を見つめてみる必要があると思った。

全力で戦ってきたことへのこだわり

2009/06/02 社長ブログ

 プロ野球 楽天のエース岩隈投手、今年はエースの座を田中投手に奪われそうな様子だが、岩隈投手は、近鉄とオリックスが合併した時、
「今まで力を尽くして戦ってきた相手と一緒にはなれない。」
というようなことを言って、オリックスへ行くことを固辞し、楽天へ入団した。
 また、A信用金庫が破綻してB信用金庫に譲渡された時、当社を担当していたA信用金庫のO氏は、
「今まで競合して戦ってきた所へは行けない。」
と、他の信用金庫へ再就職した。

 これは、今まで全力を尽くして戦ってきたことへのこだわりがそうさせるのだと思う。
 「敵の軍門に降るぐらいなら」というような思いだったのだろうか。
 このことについて賛否両論あると思う。
 岩隈投手や信用金庫の氏のように、武士のようなこだわりを持ちながら、牙を剥いて野性的に全力で戦うところがあってもいいと思うし、昨日の敵は今日の友で、新しい環境でがんばればそれでいいとも思う。

不況時、社員が多いと経営が大変?

2009/05/27 社長ブログ

 最近、不況の話が出ると、
 「あんたところは、人(社員数)が多いから大変ですねえ。」
と、時々言われる。
 本当に、社員数が多いと大変なのだろうか?
 1+1=3にも4にもなるのが組織である。
 大きなシートを、一人で折りたたむより、二人で折りたたんだ方が楽で、何倍も速くたためる。
 重い物、例えば重い机を運ぶ時も、二人で運んだ方が安全に速く楽に運ぶことができる。
 また、社員数が多い方が、各々が得意とすることを生かしやすい。
 これと同じことが、組織でも言える。
 もし、今の不況の時、人が多いから会社の運営が大変だとしたら、不況を乗り切ることに向かって、組織が十分機能していないからだと思う。
 組織として機能していない状態とは、机を運ぶにしても、1人で苦労して運んでいる者がいたり、1人で運んでいる者がいることに気づかなかったり、あるいは気づいても手伝わない者がいたり、何をして良いか分からない者がいたりで、効率よく仕事ができていない状態である。
 現在、当社の組織がうまく機能しているかどうかはさておき、より総合力を発揮できる組織にするために、協働しやすい組織にしていきたい。
 そのためには、各部門の境を取り払い、1人ひとりが協働の意識を持ち、他部門を手伝うことができる幅広い能力を身につけることや、人間尊重の管理能力向上が必要だ。
 同じ釜の飯を食っている仲間として、協働重視の運営を行い、1+1が4にも5にもなる組織を目指し、経営理念に向かって前進する。

中国地質調査業協会総会出席日記

2009/05/22 社長ブログ

 昨日、中国地質調査業協会総会に出席してきた。
 JR高島駅から在来線で岡山駅に着いたのは午前11時半頃。
 駅弁を買い、時間的に余裕があったので、空いている「こだま」に乗り込む。
 新型インフルエンザが少し気になった。
 新型インフルエンザは、メキシコで発生してから、国を挙げて侵入を警戒していても、短期間で日本へ上陸し、身近なところまでやってきた。
 今回の不況も、アメリカでおきたサブプライムローン問題を発端に、あっという間に世界を駆けめぐり、地元の中小企業も影響を受けている。
 不況もインフルエンザも世界規模で対策を講ずることが必要な時代になっている。
 そんなことを考えながら昼食をすませ、用意してきた本を読む。
 「のぞみ」や「ひかりレールスター」の広島までの所要時間は40分程度。「こだま」では、約1時間半かかるが、席が空いているので、ゆっくり昼食をとり、本を読むには丁度いい時間と空間だ。
 午後1時20分頃広島駅に到着。
 路面電車を利用して、中区大手町の鯉城会館へ行く。
 広島の路面電車は、市内150円均一で、私のようなよそからきたものでも利用しやすい。
 鯉城会館内に設けられた総会会場に着いたのは、予定時刻の30分ほど前。ロビーで知人と雑談の後、会場内へ入る。
 協会事務局長の司会で、総会が始まった。
 退会者が増え、会員数は2000年に比べ現在は70%にまで減っている。
 それに、出席率が悪い。
 以前は出席率が90%以上あったと思うが、今年は50%を下回っている。
 岡山県中小企業家同友会総会も、今年は出席率が例年より低かったように思うが、これも不景気の影響だろうか。
 例年通り、理事長開会の挨拶の後、会務報告、収支決算報告、21年度事業計画案の承認、21年度収支予算案の承認の後、役員の任期満了に伴う役員改選が行われ、新役員の紹介で総会は終了した。
 記念講演は、国交省中国地方整備局課長が、「業務の入札契約制度について」と題して、入札制度の仕組みや評価の仕方などを説明された。
 講演会の後は懇親会。理事長の
 「退会者が全国的にも多い。入会していてもメリットが少ないという理由が多いが、我々の協会では会員の技術向上を目指している。協会を、各社の技術向上のために大いに活用して頂きたい。」
というような開会の挨拶で始まった。
 懇親会では、名刺交換をしたり共通の知人や仕事の話などで過ごした。
 会場を出ると、外はいつの間にか雨。
 折りたたみ式傘をさして、ほろ酔い気分で雨の街を歩き、少々混んでいる路面電車で広島駅へ行き、帰りの新幹線は「のぞみ」で岡山駅まで帰り、宇野バスで帰宅した。

読書会 孔子

2009/05/15 社長ブログ

  先週、久しぶりに岡山県中小企業家同友会の読書会に出席した。
 担当は土井代表で、テーマは 井上靖著「孔子」。
 土井代表にあらすじ、要点を発表していただいたあと、感想をだしあった。
 孔子は、紀元前551年~前479年に生きた人物である。
 不幸な人を少なくするためにはどうすればよいか努力した人で、その思想や数々の名言は、2千5百年経った今も言葉に重みがあり、学ぶべきことが多い。
 科学は進歩しても、人間の心理や考え方はあまり進歩していないということだろうか。
 孔子の人柄「その人となりや、憤りを発して食を忘れ、楽しんで以って憂いを忘れ、老いまさに至らんとするを知らず。」
 井上靖著「孔子」は、春秋末期の戦乱に生きた孔子の人間像を描いた歴史小説で、今回の読書会を機会に味読している。

バイキング

2009/05/14 社長ブログ

 昨日、友人3人で某ホテルのバイキングへ行った。
 メンバーのうち一人は現在禁酒中であることをうっかり忘れて、飲み放題のコースで予約してしまったが、1人だけソフトドリンクのコースに変更してくれた。
 飲み放題のコースの場合、グループの一人が飲まなくても全員同じ飲み放題の料金を要求されることが多いが、ここでは1人ひとりの要求に合わせてくれるのでありがたく感じた。
 さらに、時間制限はないので、会場へ来た者から始めることができた。

 また、バイキングの場合食べ残しを少なくするためか、とり皿はひとつしか渡さないビヤガーデンもあるが、ここではお皿の制限はない。
 蟹も食べ放題。社内旅行でいった山陰の蟹食べ放題ツアーは、蟹を切るハサミがなく、食べるのに時間がかかったが、ここでは蟹用のハサミも用意してあった。

 以上のようなことから何を感じたかというと、飲み放題の時間制限をしたり、グループ全員飲み放題の料金設定でないとだめだったり、お皿をひとつしか渡さなかったりして運営するよりも、お客様がより満足できるようなやり方のほうが、結局は繁盛して良い結果を産み出すのではのではないだろうかということ。
 このホテルのバイキングは、満員か満員に近いお客様で賑わっていた。