小渕大臣辞任から
小渕大臣が、政治資金規制法違反の疑いのため、責任を取って大臣を辞任した。
おそらく、本人は何にも知らなかったのだろう。
周りの者が、きちんとしていれば、小渕議員は順調に役割を果たしたことと思う。
今回の小渕議員の問題は、社員教育の大切さを改めて感じた。
責任感が強く、自立した社員が育つ土壌を社内に構築していくこと。
そして、社員を信頼して任せることは必要なことだが、放任にならない仕組みづくりも大切であると改めて思う。
地球温暖化CO2 犯人説はウソ・・・
地質学者 丸山茂徳氏著 「科学者の9割は地球温暖化CO2 犯人説はウソだと知っている」という本を読んだ。
この長い題名は、『地球温暖化の真相』というシンポジュウムが開催されたときに行われたアンケートで、「21世紀が一方的温暖化である」と主張する科学者は10人に1人しかいなかったことにあるようだ。
また、10人に2人は「21世紀は寒冷化の時代である」と主張し、残りの7人は分からないと考えている。
この本を読んでみようと思った動機は、私もCO2が本当に地球温暖化の原因かどうか疑いを持っていたためだ。
この本によれば、CO2が1PPMあがっても0.004度高めるだけである。1PPMは全世界で1年間に消費する化石燃料の総量に匹敵する。
地球の気温に対しては、CO2より雲量の変化の方が影響力を持っている。そして、まだ仮説の域を脱していないが、宇宙線が雲量に影響を与えていて、宇宙線量は太陽活動や地球の磁場の変化が影響を与えているということだ。
また、著者は地球の温暖化より、食物の収穫に大きな影響を与える寒冷化の方が深刻であるとしている。
地球の人口は急速に増加しており、1870年頃は17億人でしかなかった世界の人口は、100年後の1970年には34億人となり、2013年には70億人を超え、さらに2050年には100億人に達すると予測している学者もいる。
著者は、石油の枯渇も深刻な問題とし、21世紀後半は資源や食糧を奪い合う殺戮の時代となることを懸念しているほどである。
この本には、著者の主観的な部分が多くあるように感じたが、本質的なところは理解できる。
この本を読んで、化石燃料を使うのを抑えるために、CO2を出さないようにするのなら理解できるが、地球規模の本質的な問題は、エネルギーと食糧の問題にあると思った。
日本は、石油のほとんどと、カロリーベースで食糧の6割を輸入に頼っている。これが世界的に不足してくると、石油も食糧も簡単に輸入できなくなることが予想される。
エネルギーと食糧の地産地消化の政策を望むと共に、自社にできること自分にできることを考えていきたい。
小野田元少尉著「生きる」を読んで
小野田寛朗氏がルバング島で30年間戦い続けた体験と人生論を綴った「生きる」という本を読んだ。
昭和49年、テレビに映し出された小野田少尉が、谷口少佐から作戦任務解除命令を受けている姿を今も覚えている。
この本を読もうと思ったのは、小銃を30年間も錆びつかせず、戦う軍人のままでいられたのは、どういう心理状態と行動があったのか知りたいと思ったためだ。
そこには、野生と知性のなかで、「生きる」ということの本質が綴られていた。
この本には、小野田元少尉の体験を通して、心に残る言葉が多くでてくるが、以下もそのひとつだ。
どんなに覚悟ができていても、人間は本能的に死を恐れる。ささいなことで動揺してしまう。常に落ち着いて行動するためには、毎日自分の最前を尽くしておく以外にない。それ以上は、自分に才能がなかったと諦めることだ。まさに「人事を尽くして天命を待つ」という言葉通りである。
毎日自分で考えられるだけ考え、努力して行動する。それでも敵に攻撃されて命を失うことがあったら、「これが自分の能力だった」と納得して死ぬことができる。それを怠り、できることをしないで死んだとしたら、「しまった。やっておけば死なずにすんだのに」と、それこそ死んでも死にきれない。
こういう考え方が、私たちの死に対する恐怖の除去法でもあった。
これを読んで、最善を尽くして素直に生きることが大切だと思った。
素直に一所懸命に生きる。これはすべての生き物が実行していることだと思う。
人間はいろいろ考えて行動が伴わず、素直に生きられない場合があるから、自ら命を絶ってしまう者もいるのだろう。
目的・目標の大切さも説いていた。
目的・目標に向かって、最前を尽くしながら素直に生きる。これを大切にしていきたい。
横断歩道
昨日テレビで、40年ほど前に交通戦争と言われた時代があり、当時は信号機のない横断歩道が多く、ここで事故が多く発生していたそうだ。
信号機のない横断歩道が危険なのは、今も同じだと思う。
横断歩道で歩行者が立っていても、停車する車が極めて少ない。
歩行者がいて停車しても、対向車がなかなか停まらないこともよくある。
これでは、子供に
「横断歩道では車が止ってくれるから、横断歩道を渡りましょう」
なんてとても言えない。
「横断歩道を車が停まったことを確認して、左右をよく見ながら気をつけて渡りなさい。車を信じてはいけません」
と教えるべきか。
「横断歩道に歩行者や自転車がいたら必ず停まろう」
これを大々的にPRしたら、歩行者の油断を誘うことになるのかも知れない。
消費税外税価格表示に注意
消費税が上がった今月になって、近所のスーパーへ行った。
値段が高くなっているんだろうなあ、と思いながら商品を眺めてみると、全然高くなっていない。
むしろ安くなっている印象を受けた。
しかし、店内をうろうろしているうちに、それが外税価格表示であることに気づいた。
税込価格が、外税価格の下に、遠視の進んだ私の目ではよく読めないくらい小さな字で書いてある。
千円だけ持って買物に行った場合、外税表示価格の感覚で買い物かごに入れていったら、レジでお金が足りない恐れがある。
私としては、内税表示にしてもらいたいと思うのだが、内税表示すると高い印象を受けて、売れゆきが鈍るとか、売る側にとっては、いろいろと問題があるのだろうなあ、とも思う。
2014年の花見
今日は、午後から岡山後楽園東岸のサクラカーニバルで、フジタ地質社員が主催の花見大会である。
毎年恒例となっているこの花見大会は、新入社員の歓迎会の意味もあり、ほとんどの社員が参加している。
朝早くからの場所取りや食材などを用意、後片付けが大変だが、そこはさすがわが社の社員、チームワークを発揮して、手際よく進めていた。
前日から天候が心配されていたが、幸いにも始めて2時間ぐらいは雨はなく、寒さも思っていたほどではなかった。
しかし、好い加減焼肉とビールと会話を堪能したころで霧雨となり、小雨になっていった。
春雨に濡れながら岡山城と旭川と桜を見るのも情緒があってよいが、雨足が強くなればそれどころではなく、例年より少し早目に切り上げた。
合同入社式
今日は、岡山県中小企業企業家同友会の合同入社式・研修会がママカリフォーラムで開催された。
新入社員の参加者は68名で、当社からは2名の技術系新入社員が参加した。
中小企業家同友会は、良い会社にしよう、よい地域社会にしていこう、そのために一生懸命勉強して良い経営者になろうと頑張っている経営者の会である。
中小企業家同友会では、社員をパートナーとして捉え、共に学び、共に育ちあうということを大切にしている。
学ぶこと、働くことは、人間らしく生きること。
仕事に自信と誇り、生きがいを持って楽しく働き、学ぶこと、働くことの意義を、体験を通して見つけていただきたい。
「安全」と「命を懸ける」 ということ
先日、同業者の協力業者が、工事現場で作業中に死亡事故を起こした。
亡くなられた本人は、これから先の人生を失い、そのご家族は深い悲しみに暮れていることだと思う。
死亡事故は絶対にあってはならないことだと、改めて思う。
「命を懸けて仕事をする」と言うことがある。
警察官や自衛官等の方々は、命そのものを懸けて任務にあたるということもあるとは思う。
しかし、建設業者をはじめ普通の仕事についている者が、「命を懸けて仕事をする」ということは、「命を大切にする」ということだと思う。
時間は命。人は時間を生きている。
「命を懸けて仕事をする」とは、命の時間を費やして今やっている仕事を、悔いのないものにすることだと思う。
初出勤
今日が初営業日
療養のため休職中の一人の社員を除いて全員出社
初出勤にもかかわらず
朝早くから現場へ向かってくれた社員が8人いた
事故や大病のない年であることを願う
まずはこれが前提で会社の発展がある
会社は幸福の創造のためにあるのだから
おみくじ
元旦の恒例で、自宅ちかくにある神社に、初詣にいった。
そこで引いたおみくじに
「言」
二つのものは知性の恥なり。
語るべきときに黙し黙すべきときに語るは。
とあった。
心当たりのあることである。
今年は、この教えを念頭におき、言わなければならない時は言い、発言に気をつけなければならない時は気をつけようと思う。