WIB工法会議

2010/03/30 社長ブログ

 今日は、岡山テクノリサーチパークで、WEB工法の普及に関する会議があった。
 WEB工法は、交通や工場から出る振動を低減する工法で、地震にたいしても有効である。
 主に軟弱地盤に適用され、柱状改良工法を利用する。
 WEB工法は竹宮岡山大学名誉教授が、研究した成果を世の中に生かしたいとの想いで、E&Dテクノデザイン株式会社を設立され、普及に努められている。
 竹宮名誉教授の、安心して暮らせる地盤を普及させたいとの想いは、当社の理念に通じるもので、当社でも普及に協力させていただくこととなった。

月一ゴルフから

2010/03/28 社長ブログ

 今日は、月一回のゴルフ(たまに月2回以上となる)。
 朝6時起床。
 犬の散歩、朝食の後、持ち物を点検し、8時10分頃自宅を出発。

 8時45分頃ゴルフ場到着。
 9時17分、ほぼ定刻通りにアウトコースをスタート。
 前半、ショットの調子は悪くないものの、スコアはいまひとつ。

 前半の9ホールが丁度12時に終わり、昼食の時間は約1時間20分と長め。
 昼食は、中華定食と生ビールを注文する。
 午後1時20分頃、後半のインコースをスタート。

 後半のスコアは、前半よりは良かったが、距離の長い18番ロングホールのティーショットでミスがでた。
 同伴者が言うには、素振りの時と振り方が違っていたとのこと。
 OBを打つまいと、慎重になり過ぎ、体が思うように動かなかったのが原因だと思う。
 良いスコアをだそうと、慎重になり過ぎず、平常心でクラブを振ることが大切だということは分かっていたが、たまに忘れる。

 緊張感を持って、慎重に事を進めることは大切だと思うが、実行に移す時は、あまり考え過ぎず、基本通り無心で大胆に振ることが大切なのは、仕事でも同じかも知れない。 
 また、分かっていてもできなかったり、忘れてミスにつながったりすることがあるのも仕事と同じだと思う。
 学習したことを確実に生かしていくように、努めていきたい。

自社の強みを考える

2010/03/26 社長ブログ

 コア・コンピタンス経営を考える前に、自社の強みを考えてみた。
 自社の強みは、経営指針で明らかにしているが、強みがただの長所で終わっている点が多くある。
 そこで、自社の強みを絞って、全社員でこれを認識し、磨き上げ、顧客にアピールして行かなければ、強みが業績をあげるものにはならない。
 自社の歴史を振り返ると、地質調査業を本業とし、平成3年に現在の「株式会社フジタ地質」に組織と称号を変更したときから、「土と基礎のコンサルタント」をキャッチフレーズにしてきた。
 また、基礎工法や軟弱地盤対策のアドバイスから発展して、平成7年頃より地盤改良工事を受注するようになった。
 当社の特徴のひとつは、地質調査の延長線上で地盤改良工事を実施していることである。
 これが、現在でも日常の業務に反映され、地質調査を実施して、その結果地盤改良工事が必要とされた場合に、地盤改良工事を実施しているわけで、地盤改良工事を前提とした調査を行い、地盤改良工事を受注していることではない。
 当たり前といえば当たり前のことであるが、この点は守り通さなくてはならない当社の企業理念である。
 また、先日の会議で、
 「独自の計算式と地盤保証で、格安の柱状改良を実施している業者がある。基礎設計指針等、公表されている計算式や理論からすれば不安な設計である。これをどう考えるか。」
 というような議論で、
 「保証さえつけば地盤改良工法や設計内容はなんでもいいという考え方のお客様もいらっしゃるようだが、実際に圧密沈下により家が傾けば、残留沈下が予想される場合には、家上げをしてもまた下がる恐れがあるためすぐには直せないだろうし、お施主様にとって煩わしことが多く、安心して暮らせないことも予想される。当社としては、建築構造設計指針等、一般に認知された計算式を使って設計する。」
という方針で設計施工することを確認した。
 以上のことや、経営指針や先日の経営会議から、当社の業務に関するモットーは「正当性のある提案」で、これにより高い品質を提供している。
 設計部に、先鋭4人を配属しているのも土と基礎のコンサルタントとして、正当性のある提案力を重視した表れだと言える。

 土と基礎のコンサルタントとして、地盤調査の経験と土木・建築の技術を生かした提案と品質は、他の地盤改良業者には真似のできない強みだ。
 また、多くの地盤改良工事や設計を実際に手がけた経験による提案力は、他の地質調査業者に真似のできない強みだと思っている。

 以上のことなどから、当社の強みのコアとなるものは、土と基礎のコンサルタントとしての「提案力」である。

コア・コンピタンス発表大会へ

2010/03/21 社長ブログ

 昨日、日本創造教育研究所のコア・コンピタンス発表大会に参加するために、午前8時01分発の新幹線ヒカリレールスターに乗った。
 同列車は、全席自由席ということなので、適当に並んだところが喫煙車両の2号車であることに気付いた。並び直すのも面倒なので、そのまま列車を待つ。
 列車が到着し室内に入ると、思った以上にたばこの臭いが室内に充満し、座席には煙草の灰らしきものがわずかに落ちていた。
 喫煙車に乗ったことを少し後悔したが、空いていたのでそのまま席に座った。

 8時54分新大阪駅に到着し、地下鉄に乗り換え、吹田市にある研修会場に着いたのは9時15分頃。
 午前10時開会。会場は約250名の参加者でほぼ満員になっていた。
 実行委員長の開会挨拶の後、3社の事例発表と、田舞代表を始めとする講師のコア・コンピタンス経営に関する講義が行われた。
 事例発表は、1社は幹部社員、2社は社長と社員数名で発表された。 社員さんのなかには、まだ28歳の新卒採用で入社された若手社員もいて、会社のことを熟知し、経営に参加し、大勢の前で発表されていることには感心した。
 
 コア・コンピタンスとは、『他社には提供できないような利益を顧客にもたらすことができる、自社内部に秘められた独自のスキル・技術・ノウハウ』と定義されていた。
 コア・コンピタンス経営には、経営理念が深く結び付き、実践していくには、社員教育が欠かせないとのことであった。
 経営理念と自社の強みをただ自覚するだけでは、業績向上とまではいかない。
 当社にもコア・コンピタンスとなるものはあるが、経営に生かし切れていないように思う。自社のコア・コンピタンスを掘り下げ、顧客に他社にはまねのできないような利益を与えながら、自社も適正な利益をあげていくにはどうすれば良いか徹底的に研究していこうとの決意で、会場を後にした。
 閉会は午後5時であった。

シェーバーの切れ味

2010/03/18 社長ブログ

 平成11年11月に購入した、ナショナルの文字が入っているシェーバーを毎朝使用している。
 良い物を長くとの思いで、結構高級なものを選らんだ覚えがあるが、期待通り10年以上経った今も問題なく使えている。

 刃は使用説明書通り、定期的に約1年毎に取り替えてきた。
 今回は、まだよく剃れると思って1年過ぎても替えなかったが、販売店のサービス券が手に入ったので、これでシェーバーの刃を買い、取り替えた。
 そうすると、格段によく剃れるようになった。
 毎日使用していると、悪い切れ味に慣れてしまって、切れ味がかなり低下していることに気付かなかったのだ。

 昔、電器屋さんが、『テレビは毎日見ているので、映りが悪くなっていても気が付かないか、映りの悪いテレビに慣れてしまっているので、なかなか買い換えてくれない。新しいテレビと比較して見てくれれば、買い換える気になってくれるかも知れないのだが』と言っていたことがある。
 シェーバーの切れ味もこれと同じであるし、他のことでもこれと同様なことはたくさんあると思う。

 もしかしたら、自分自身の切れ味が鈍っているのに気付いていないのかも知れない。
 目標とする人物や志と常に照らし合わせて、常に心を研ぎ澄ませていく努力をしていないと、堕落しても気付かない自分があるかも知れないと、シェーバーの切れ味から人生論でもないが、ふっとそんなことを感じた。

経営理念作成フォロー委員

2010/03/14 社長ブログ

 昨日から岡山県中小企業家同友会の経営指針成文化セミナー第2講が、吉備高原リゾートホテルで開催されている。
 第2講は一泊二日で、経営理念の作成を中心としており、『経営理念作成セミナー』とも言える。
 私は一日目だけフォロー委員として参加させていただいた。
 フォロー委員は、受講生が経営理念作成シートを基に作成した経理理念を中心に、受講生に質問していく。
 質問は、経営に対する考え方を深め、揺るぎない経営理念を作成してもらうのが目的である。
 従って、講師のように教えるとかいうことではない。
 フォロー委員としても、いろいろと気づきを得ることが多く、共に学び合う場と思って参加させていただいている。

 経理理念は、一言でいえば経営に対する基本的な考え方で、好況な時も、不況な時にも、ぶれない経営のためには必要だ。
 地域から支持され、全社員が共有できる経営理念を実践しているかどうかで、その会社の将来が決まるといっても過言ではないと思う。

 他のフォロー委員もそんな思いがあってか、フォロー委員全員が真剣に考え、真剣に質問を繰り返していた。

ジオ・ドクター

2010/03/11 社長ブログ

 ジオ・ドクターとは、全国地質調査業協会連合会が、地質調査業の役割を紹介する時に使われている言葉である。
 同協会から発行されている「社会に貢献する地質調査業」の冊子の一部には、
 『日本列島は、ユーラシア大陸の東端に位置し、太平洋プレートの沈み込むサブダクションゾーンに形成された島弧列島という、世界的に極めて特異な地質環境下にあります。
 したがって、地質構造が複雑かつ脆弱であり、また、地震、火山噴火、風水害等により地盤災害が多発します。
 地質調査業は、こういった地盤災害に対して、長年の経験と技術のノウハウを持つ日本列島の主治医『ジオ・ドクター』として、調査(=診察・検査)→解析・判定(=診断)→工事(=治療・手術)→維持管理(=定期検診)という一連の対応を通して、社会に貢献しています。』
とあり、地質調査業は地盤のお医者さんということである。

 お医者さんは、検査の結果どこも悪くなければ手術や薬の投与はしないのは当然だが、もし病気が発見されても、出来るだけ手術はしないようにし、薬の投与も最小限にすると思う。

 この点は我々も同じである。
 当社は処置までできるジオ・ドクターとして、地盤調査の他に地盤改良等も行っているが、建物を支持させるための地盤調査を行った場合、地盤改良工事等をしなくても基礎工法しだいで建物を良好に保つことができると判断できたら、最適な基礎工法を検討して提案し、当然ながら地盤改良工事等は提案しない。
 何らかの処置をしなければ、建物を健全に支持させることができないと判断される場合には、できるだけ経済的で安心な対策工法を提案する。

 これは、地質調査業者として当たり前のことであるが、この為には、地盤調査だけで採算をとっていく必要があるので、それ相当の調査費用が掛かる。
 地盤改良工事等を前提とした地盤調査なら、地盤調査は地盤改良工事の営業のひとつとして、サービス的な価格で行うことも可能だが、地盤改良工事を前提とした地盤調査なんかは勿論できない。
 我々はジオ・ドクター、地盤のお医者さんである。

備前焼窯元訪問

2010/03/04 社長ブログ

 先日、当社から比較的近い所にある備前焼窯元へ、中小企業家同友会増強運動の一環として、例会のお誘いに伺った。
 例会の当日は、窯焚きの最中で出席できないということであったが、店として使われている和室に、商品として並べられた多くの作品を見せていただきながら、窯元の話を聞くことができた。
 備前焼は、直接火にかけると割れやすいというのは以外であった。

 以前は備前焼等、芸術品としての陶器の良さが分からなかったが、いろんな作品を見る機会があったり、実際に備前焼の茶碗とか湯飲みを使っているうちに、なんとなくその良さが分かるような気がしてきた。
 備前焼のなかでも、飾っておくような作品ではなく、実際に使用する実用的な作品の方に興味がある。
 展示品のなかに、小さめの壺があった。梅干しを入れておくのに良いと思ってこれを購入することにした。
 『これ、いくらになりますか?』と、窯元を前にして、作品をディスカウントするようなことは言えない。
「この壺を買って帰ります。梅干しを入れようと思います。」
と言って、店のやゝ年配の女性に差し出すと、その方は、
「備前焼は使っているうちに、艶がでてだんだん良くなっていきます。梅干しを備前焼に入れておくと腐り難いんですよ。」
といって、値引きしてくれた。

 梅干しを備前焼に入れておくと腐り難いというのは、正直なとこと半信半疑だが、会社から帰宅途中にスーパーで紀州産の梅干しを買って帰り、この壺に入れて食卓に置いて見た。
 当然ながら、スーパーで買ってきた入れ物のまま食卓に並べるよりよほど良い。
 備前焼の梅干しの壺で、文化の香りのする我が家の食卓となった。

倫理法人会特別ナイトセミナー

2010/03/02 社長ブログ

 昨日、岡山市倫理法人会特別ナイトセミナーに参加した。
 講師は「日本で一番大切にしたい会社」の著者、坂本光司氏。
 「日本で一番大切にしたい会社」は読んだが、直にお話を聞くと、より感動的であった。

 会社の使命と責任で、一番大切なのは社員とその家族を幸せにすると。
 2番目は社外社員、つまり外注先、下請企業の社員を幸せにすること。
 そして、3番目に顧客、4番目に地域社会、5番目に株主の幸せという順番で、業績は手段。業績や成長を最優先にすると犠牲になるものがでるというようなことも言われた。
 確かにその通りだと思う。

 また、人を大切にした会社の多くの事例を紹介してくださったが、どのお話も、心に残る感動的なお話だった。
 今回の講演を聞いて、会社を経営していく上で、また人として生きていく上で、本当に大切なものは何かを気づかせていただいた。

 レイモンド・チャンドラーの、「強くなくては生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない。」という名言があるが、優しさと強さは、経営の上では一体なのかも知れないと思った。

病院の接客サービス

2010/02/26 社長ブログ

 今朝、岡山市の倉田にある病院へ行った。
 先日受けた人間ドックの、検体検査結果を聞くためだ。
 診察時間は9時からとなっていたが、病院に着いたのは、8時35分頃で、すでに受付は始まっていた。
 様子が分からずまごついていると、案内係の方がすぐにきて丁寧に教えてくれた。

 受付を済ませて内科へ行くと、待合席には年配の男性が一人座っていた。
 その男性の隣に座り、鞄から文庫本を取り出していると、担当の内科の医師が「○○さんどうぞ」といって、年配の男性を診察室に案内した。
 しばらくして、先の男性が診察室から出て行き、その後内科の医師が私の側へきて、
「藤田さんどうぞお入りください。」
と言われ、私は診察室に入った。
 なかには担当の医師以外誰もいなかった。
 患者の待ち時間を少しでも少なくするために、担当の医師の配慮で、診察時間前から診察しているのだろうと思う。
 検体検査結果は、治療の必要なしということであった。
 総合病院は時間がかかる印象があったため、終わるのは早くても10時を過ぎると思っていたが、9時頃には料金の支払いまで終わることができた。

 先日の人間ドックの時にも思ったが、患者を顧客と捉え、そのサービスは一流ホテルなみだと感じた。
 これは、経営理念の浸透と、社員教育の結果だと思うが、近年は他の病院や官公庁でも、客に対するサービスは昔に比べてずいぶん良くなったと感じる。
 法務局でも、顧客満足に関するアンケートを実施しているくらいだ。
 自社でも、見習うべきことはたくさんある。